大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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2021年度以降の就活進め方

不況期の就活の進め方は変わるのか?

 

不況になればなる程、就活の場面では、採用人数が減って競争が激しくなってくるのは、仕方がないことです。しかしながら、書類選考・面接(個人/集団)・グループディスカッション・最終面接というような、本質的な選考方法の変化はほとんどないと思います。

 

今年度も含めて、2021年度 (来年度) の就活では、それがリモートに置き換わることが普通になる可能性があるという程度の変化しかないと、基本的には思います。

 

選考方法の本質的な変化は、それ程変ないと思いますが、大きく変わるのは、好況期に上位で合格していたような人が内定を得られやすい状況になるということです。これは、今年度の就活でも同状況だと思います。

 

以下の記事などで、私のゼミの学生の就活の状況をご報告していましたが、緊急事態宣言が出た後に、選考のプロセスが完全にとまった企業が多数出てきているようですが、その前までの状況は、昨年度よりも好調な滑り出しを見ておりました。

 

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また、緊急事態宣言以降も、少しではありますが、選考が進む場合もあるようです。

 

Twitterで、世の中の就活生の状況をウォッチしていると、内々定を得ている人とそうでない人に2極化しているような印象を受けます。

 

以下の記事で、新卒採用が大幅に減った場合の対応方法について書きました。

  

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この記事の中で、「大手企業・IOT・AI関連・ロボット関連・工場自動化関連など、将来的に伸びる可能性がある業界・企業を探して受ける」という基本戦略を説明しています。また、IT関係は、この状況でも採用が殆ど減っていないようです。

 

これらの企業でも文系職種はありますので、理系の人だけでなく、文系の人もこれらの企業を中心に探していくと良いと思います。もちろん、他の業種・会社で募集が出れば、積極的にチェレンジしていくとよいでしょう。

 

しかしながら、これらの業種・会社には、募集が集中する可能性が高いので、その中で上位合格を果たすように準備を前もって実施していく必要が出てきます。

 

上位合格を果たす人のタイプと準備内容とは?

 

私のゼミ生の状況を見ると、このコロナショックの中でも順調に内々定を得てきております。従って、この数年の売り手市場だった時にあてはめると、十分上位合格を果たすタイプの学生が多いと言えると思います。

 

本年度は、この時点で、トヨタ系企業4社、その他財閥系企業など大手関連企業3社から内定を頂いている状況です。その他、何人からの人から最終面接の連絡も入ってきています。これは、昨年度の同時期よりも明らかに良い状況です。今後もこのままの状況で推移していくことを期待しています。

 

そこで、そのような人に見られる共通的な特徴を以下に示してみます。

 

・大学の成績は、ある一定水準以上である。(通算のGPAが、3.0以上の人が多数である。)

・高校生までの期間も含めて、長期に何かを継続した経験がある。(部活動・習い事など)

・何事にも継続的にコツコツと努力することが出来る。

・ある一定水準の協調性を持ち、他の人と意思の疎通がきちんと図れる。

 

これを見ますと、決して、ずば抜けた才能やバイタリティがある人ではなく、誰でも頑張れば出来ることを、コツコツと継続的に長期間きちんとできる人という印象になると思います。

 

このような人たちを、私の場合ですと、人によっては2年生の前期から1年半から指導し、その他の人は、3年生の前期から1年間指導することで、十分、上位合格できるようになっていきます。

 

指導内容としては、それ程細かいテクニックなどを色々と言わずに、人間力向上と就活のための基本的な考え方を説明した後に、エントリーシートの下準備を長期間かけてコツコツするだけです。SPI等は、各自に任せています。

 

エントリーシートの準備過程で、モチベーションを上げてもらうために、人によって言い方を変えたり、対応方法を変えたりすることはよくありますが、根底にある考え方は変化しません。詳細は、以下の書籍(ゼミ生に対する就活指導用の教科書)をお読みください。かなり分かりやすく書いたつもりです。

 

 

私の場合、就活支援は本来の仕事ではないため、あくまでボランティアの位置づけです。ボランティアの為、余分な枝葉はとって、本当に必要なことに絞った「かなり地味な指導」ですが、それ故、逆に効果が高いと自負しています。

 

明るいイメージを持って事前準備をやり切りましょう

 

今年度も含めて、例年、準備をやりきった人は、ある一定水準以上の結果を残してきます。就活は厳しいという言い方をされることがありますが、スポーツのオリンピック選手のように4年に1回のチャンスしかないという厳しさから比べると、世の中には、沢山の会社がありますので、チャンスは、その会社の数の分だけあることになりますよね

 

この点は、不況になっても、基本的には同じことです。チャンスは沢山あります。沢山内定を得ても、結局、1社しか入社できないので、縁のある1社から内定を得られれば良いと考えると気が楽になるでしょう

 

何事も、コインの表と裏のように、良い面とそうでない面があります。どちらを見るかは、その人の意思次第です。良い面を見て、そこを突破口にするのか、そうでない面を見て、行動をやめてしまうのか、それは他の人から強制されることはなく、自分で自由に選択できることです。他の人や色々な状況から強制されることはなく、自分の意思で選択しているということに気が付きましょう。

 

したがいまして、良い面をみて、内定を得られた自分を想像して、早い段階からコツコツと継続的に準備を進めていってください。

 

就活にまつわる細かなテクニックは、就活本番の直前、あるいは、就活中でも十分身に着けられるので、土台となる基礎的な部分の準備にどれだけ時間を割けるかが重要です!

 

なお、ツイッターで、このブログの記事を流していきますので、もしよろしければ、以下のページからフォーローしてください!(笑)

 

https://twitter.com/shukatsuomamori