大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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就活に行き詰まった状況を打開する方法

 

プラスのイメージを刷り込む必要性

 

 再度、内々定のご報告です!7社目の内々定が出ました。今年度の内定は、すべて一流企業系の会社です。人間、マイナスのイメージを持つと、それに引きずられやすいので、良いイメージを意識的に刷り込んでいく必要があります。何度も何度も繰り返しです。

 

 特に、逆境に置かれた時ほど、そのようにする必要があります。逆境に置かれたと時には、まず、リセットする必要性がある点を、下記の記事で説明しました。

 

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  しかしながら、それだけだと、ニュートラルな状態に戻るところまでです。何かマイナスの出来事が発生すると、マイナスの状況に逆戻りする可能性も十分にあります。

 

そこで、どんな状況でも揺らぐことがないような自分になるためには、頭の中に刷り込まれたマイナスのイメージを消すことができるプラスのイメージを、何度も何度も沢山上書きする必要があります。

 

プラスやマイナスのイメージというと人の感情の問題と捉えられがちですが、そうではなく、脳神経の作用であり、科学的な問題です。プラスのイメージを沢山刷り込むことで、プラスのイメージを喚起することが出来る脳の神経を刺激しつづけて、逆に、マイナスのイメージを喚起する脳の神経を刺激しない空白の時間を長くします。

 

その結果、プラスのイメージを喚起する脳の神経の働きを強化し、マイナスのイメージを喚起する脳の神経の働きを退化させて、最終的には、マイナスのイメージが喚起されにくい状態に持っていくことができるのです。これは、いわゆるイメージトレーニングの本質です。

 

人の感情の問題と捉えてしまうと、人間性の問題と結び付けられてしまう可能性があるので、良くない場合が出てきますが、科学的に捉えることで、そこから切り離すことができます。

 

その結果、逆境の中に置かれても、あきらめることなく、打開策を打つことができるようになっていきます

 

もし、人の感情の問題と捉える場合には、マイナスのイメージを喚起するのは、人間的に弱いからという判断になっていまい、自己評価が低くなってしまいます。

 

科学的な脳神経の作用の問題と捉えることで、単純に、対策を施せば改善できると思えるようになりますので、高い確率で、良いイメージを持てるようになっていきます。

 

そのようなことを何度も繰り返すことで、習慣となり、疑問をもつことなく、プラスイメージを思い描けることが出来るようになります。

 

人間性というあいまいな言葉でとらえるのではなく、イメージトレーニングにより、プラスイメージを喚起する脳の神経を活性化させることで、常にプラスの行動がとれるようになってきます

 

就活に行き詰った状況を打開する方法

 

したがいまして、就活に行き詰った時に、まず、最初にすべきことは、リセットすることです。その上で、終わったことは変わらないので、次はどうすべきかを考えることが重要です。その時に、行き詰った原因を分析し、その原因を取り除くようにしましょう。決して、「反省」をする必要はありません。そして、それと同時に、内定を得られた時の自分を想像し、プラスのイメージを自分に刷り込むのです。

 

書類選考が通過しない場合は、エントリーシートの書き方を再点検して、修正を加えていきます。筆記試験が通過しない場合は、例えば、これまでの問題集の復習を行う。面接が通過しない場合は、社会経験のある第三者に模擬面接をしてもらい、話し方などの細かい部分も含めて可能な限り修正を行ったりします。

 

このような対応を1つ1つ丁寧に行うことで、大抵の場合は、状況を打開することが出来ます。私自身の経験上でも、就職指導の経験上でも、そのように言えます。

 

しなしながら、これまでに困難を自力で乗り越えた経験がない場合は、マイナスの感情に支配されて、冷静にこのような作業が出来ない場合があります。その場合は、就職活動の長期化を覚悟し、少しずつ根気よくこの作業を続けていく必要があります。

 

「明けない夜はない」と言いますので、少しずつ改善されていき、ある時、ブレークスルーが起きて、突然、内定が出ます。その時のイメージを頭の中に描き、楽しみに待っていてください。(笑) 大変であればあるほど、上手く行った時の嬉しさは、格別なものになりますよ!