大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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実装の第一歩を踏み出す

実践のファーストステップ

 

これまでは、構想と個人レベルでの実践の段階でしたので、ある意味孤軍奮闘に近い状況となっておりました。その中でも、構想に興味を持ち、共に活動することができる人も出てきたのは大変有難かったです。

 

ただ、最終的な目標までの距離を考えると、構想の進展速度が全然足りていないので、進展速度を上げるには、早めに実装の第一歩を踏み出す必要があります。そこで、新設予定の学部で実装する教育プログラムの実証実験を行うプロジェクトを立ち上げることに致しました。

 

そのために、これまでヒアリングを行ってきた企業様からのご支援を得るために、実証実験プロジェクトへのご支援をお願いしてみることにしました。このような営業的な活動経験がありませんので、どの程度受けて頂けるか全く分かりませんが、この2年間の大学院での活動の成果を測定する意味でも、アクションを起こしてみる必要があると思います。

 

これまでは、新学部設立のための「ヒアリング」ということでしたので、何かを実施するための具体的な提案という訳ではなかったため、相手側の方々も、どこか現実感がなく、当事者感覚はなかなか持って頂けない感もありました。その中でも、イマジネーションを駆使してご意見を頂ける方々もいらっしゃって、大変有難い気持も持っております。ただ、そうはいっても、いつまでもヒアリングで終わっても、何も変わらない感覚がありましたので、一歩踏み出す提案を実施してみました。

 

その提案が、前述の教育プログラムの実証実験プロジェクトです。その提案をある企業様向けに提案してみた所、現場のご担当者様・部長様から大変興味を持って貰うことができました。規模の大きな大手企業様でしたので、どちらかといえば、社会貢献的な意味でのCSRの観点で捉えて頂く形で、プレスリリース案件というご回答がありました。そして、上層部への確認等をして頂けるということでした。

 

そして、事業構想大学院大学を修了後に、ひと段落して、今後のことを色々考えたり、出来る範囲のアクションを色々起こしてみたりする中で、実証実験という研究であるならば、現職の大学教員で勤務する傍ら、非営利の一般社団法人を設立しても問題なしという確認を所属先の大学からとることができました。

 

これまで実現への道筋が全く得られない状況でしたが、大学教員という特殊な立場を活用したファーストステップ踏み出せる道筋を見つけることができました。

 

新しいコミュニティへの参加

 

そして、その道筋が見えた所で、今度は、社会を変える志・実践を大切にするコミュニティ(一新塾)への参加をすることにしました。説明会に参加した時には、まず、社会を変えるという志から始まった塾であり、あの大前研一氏が創設した塾で、そのお弟子さんのような方が運営されている塾です。30年間で6000名の塾生を指導し、沢山の国会議員・地方自治体の首長や議員、社会起業家、市民活動家の方々を輩出してきた塾ということもあり、そのネットワークが大きく、あくまで実践を強く貫いている点が、現在の私にとっては、必要な要素が沢山あるとの判断です。説明会で話されている塾長の方の熱意がとてもよく伝わってきて、実装のご支援を頂ける点が非常に興味を持てる内容でした。

 

今までの事業構想大学院大学は構想する場であったのですが、今度は、実践の場のコミュニティへの参加ということで、第2ステップへ踏み出すことになります。もちろん、その指導や支援をただ待つのではなく、自分で出来る活動を実施していくことも、当然ですが実施していきます。

 

分かりやすい一本道で物事が実現することがないのは、いままでの人生で理解できているので、組織の構成員でない一個人として自走するのは当たりまえで、ブレイクスルーを迎えるために、教育の価値を理解できる方々と繋がり、広げていくステージに入っていきたいという意味でのコミュニティ参加です。

 

どちらのコミュニティが良いとかいう訳ではなく、各ステージに意味があり、各ステージと繋がった方々のご支援・ご協力を得まして、出来るだけ早く実装し、新学部設立に繋げていきたいと考えています。