大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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私がシステムエンジニアから大学教員へ進路を変更したときに考えたこと(1)

大学教員になろうと思った時に考えていたこと

 

以前、下記の記事でキャリアチェンジの方法についてお伝えました。

 

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  私の場合は、新卒時にシステムエンジニアになり、その後、工業系の大学の情報部門、いわゆるユーザ系の情報処理部門で、事務システムとネットワーク関係の仕事をしていました。

 

新卒時のシステムエンジニアの頃は、この職種の日人がブラック的な働き方をしている時代の頃でしたので、終電で帰宅するのが日常的で、何か問題が発生すると、朝まで徹夜ということも珍しくありませんでした。

 

自分のスキル向上の時間がなかなか取れずにいたので、もう少し長期的なスパンで考えて自分の技術的向上を図るため、私が未経験だったネットワーク分野の仕事が未経験でも出来るということで、工業系の大学の情報系のセンターに転職し、自分なりにスキルアップを図っていました。

 

その頃は、まだ、20代中~後半の年齢でしたので、まだ、未知の可能性があると思っており、新しいキャリアを開く道はないのかと日々試行錯誤しておりましたが、なかなか、その可能性を見つけることが出来ませんでした。

 

そうこうしているうちに、当時住んでいた家の近くに、ある大学の大学院のキャンパスが建設されて、少し興味を持ったので、その説明会に参加してみることにしました。

 

そこに、後に私の担当教官となる先生がいらっしゃって、少しお話させて頂いた所、修士課程を出ていなくても、これまでの職歴で博士課程に入学する資格があるということでしたので、思い切って入学試験を受けて入学することが出来ました。

 

当時は、博士課程で何をするのかもよく分かっておらず、今思うと、恥ずかしい気持ちもありますが、当時の心境としては、「新しいキャリアを開く糸口もないし、何かしらの縁かもしれないので、やるだけやってみよう。」という気持ちだったように思います。

 

明確な目的を持って行動することも大切ですが、大きく変えるチャンスは、明確な目的がない行動の中から生まれやすいのかもしれません。明確な目的は、自分の見える範囲・理解できる範囲で設定する場合が多いと思いますので、そうなりやすいのかもしれません。

  

私にとってのサードドアは、ドアに見えなかった

 

下記の記事で、サードドアの話をしました。このブログを読んで頂ける皆さんに、キャリアを開いていくのに、役に立つ話だと思ったからです。

 

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私自身のことを振り返ってみると、新卒時に入社した会社が私のファーストドアで、入社試験を受けて、つまり、ドアの前の列にならんで、社会への入り口に入っていきました。

 

次のステップとして、転職し、スキルアップを図り、更なる、新しいキャリアへステップアップしたいと考えていました。当時は、その時点での仕事の延長上にある可能性を色々と試行錯誤いたように思います。

 

今になって冷静に考えて見ると、当時の仕事の延長上のキャリアなら、その当時の仕事でも同じようなものだと思います。そのため、色々試行錯誤しても、似たようなキャリアの道しか見つからず、行き詰った感覚しかありませんでした。

 

そのような時に、家の近くに大きな建物が建設されはじめて、何が出来るのか確認してみた所、工業系大学の大学院で、私の専門である情報分野もあるということで、何かのきかっけになるかもしれないと思い、少し、興味を持ちました。

 

「このまま何もせずにいても、何も始まらない。どうなるか分からないけれども、やるだけやってみよう。」と思い、何の展望もないまま、とにかく入学することにしました。それが、私にとってのサードドアに入っていた時の偽らざる心境でした。

 

入学試験を受けるかどうかを、少しの間考えていた時に、虫の知らせではないですが、「なんとなくこの道で正解だな。」という感覚を、ある時に、フッと感じたのは明確に覚えています。しかしながら、その当時の状況は、何の根拠・裏付けもなく、頭で考えると「本当にこの道で良いのか?」と思うこともありました。

 

それ程大きな期待せず、ほんの少しだけの期待を胸に、そのドアをくぐっていったのでした。それからの日々は、とてつもなく大変な日々になるとは、全く知らずに・・・。

 

その後に待つ「とてつもなく長く険しい道のり」の後に、「充実感を持って働ける楽しい道」が待っていることを知らずに・・・。

 

はじめに来る、「長く険しい道のり」のことを事前にしっていたら、怖くてとても踏み出せなかったと思います。

 

無知であることの強味だったと思います。

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