大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

就活ではトヨタ系企業をはじめとする一流企業への就職、転職ではサードドアを開けて新しいキャリアを開くことを目指して頂くサイトです。

女性が優秀という声をよく聞く理由を考えてみた

見出し:男性優位の社会の中で同じ場所に立つまでの苦労が女性の方が多いのでは?

 

これまでの日本は男性優位社会でしたので、その中で、女性が社会で男性と同じ立場に立つまでには、越えなければならない壁が男性よりも多いと思います。その為、それらの壁を超えるために、試行錯誤する経験や葛藤を抱える経験が多く、優秀に見えるのだと思います。

 

それは、ある意味、その立場を失う訳にはいかないという必死な気持ちが男性よりも強いことの裏返しのようにも思えます。男性の場合は、勤める会社がなくなっても、あるいは、リストラにあったとしても何とかなると楽観的に考える人も多いと思いますが、女性の場合は、今の立場を得るのに非常に苦労していることが多いので、それと同じ苦労するよりは、今の立場を支える会社をより良い状態にして、長く勤めることが出来るようにしようとする気持ちが強く、会社をよくしようとする提案を色々とするようになっていくのではないかと推測できます。

 

人は、プラス思考で頑張ることも当然あると思いますが、マイナスに陥らないように頑張る場合も爆発的なエネルギーを生み出すことがあり、女性の場合は、そのような切迫感を持つ場合が多く、その分、努力することに繋がり、優秀になっていくのではないかと推測されます。

 

もちろん、これは一般論で、個別のケースで当てはまらない場合もあると思います。

 

 

男性も過酷な環境を乗り越えてきた人ほど優秀になるのでは?

 

男性の場合でも、人によっては、多くの壁を乗り越えてくる場合もあり、そのような人は、優秀であることも多いです。人は、結局の所、乗り越えた壁の質と量により、大きくバージョンアップされるのです。

 

壁と感じる場合は、それまでの自分の能力や経験では対応できない場合や、聞く・相談が出来る人が居ない場合などであると思いますので、新しい概念や考え方を自分の中に取り込み、今までとは違う視点や発想で取り組む必要が出てきます。

 

その場合、ある意味、それまでの自分を否定することに繋がるので、心情的になかなか受け入れられないこともあると思います。しかしながら、それでは、道が開かれていかないので、自己否定の痛みに耐えながら試行錯誤して乗り越えていくわけですが、そのような経験を何度かするうちに、自己否定ではなく、自分の可能性を新たに開くために必要なことだという認識になり、場合によっては、新しいチャンスが巡ってくる良いきっかけになるというような認識にもなれると思います。

 

マイナスで過酷な環境の中でも、プラス思考の行動が出来るようになれば、順境の中でも当然同じようにできると思います。

 

過酷な環境を乗り越えた人の中に、驚く程プラス思考な人がいるのは、おそらく、そのようなことが原因であろうと思います。

 

女性であれ男性であれ、過酷な環境に負けずに何度も乗り越えてきた人が強くてたくましい、あるいは、しなやかで折れにくいのは、そのようなことなのだと思います。