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逆境に置かれた時の考え方・行動の仕方

逆境に置かれた時は、大変ですよね。

 

このテーマを扱うのは、今まさに、逆境に置かれた人が沢山いるからです。コロナショックの状況が加速度的に悪化してきており、数日~1週間前とは、大分気持ちが変わってきた人も多いと思います。

 

以前、以下の記事で、自分でコントロールできる範囲とコントロール出来ない範囲を区別して、自分でコントロールできる範囲のことに集中して、出来ることを頑張っていくと必要があると書きました。

 

www.shukatsu-omamori.info

 

昨日のテレビのニュースで、柔道の大野将平選手も、まさに同じ趣旨のことをお話になっていました。更に、前回のリオ・オリンピックの後に、1年間大学院で修士論文を書くために、柔道を離れていたので、「オリンピックが1年間延期されたことで、4年間の準備が出来るので、丁度良い。」という趣旨の非常に冷静で、客観性の高い視点でのコメントがあった。

 

その時の大野選手の表情は、心の底から強い意志・決意が見て取れました。「心は熱く、頭は冷静に!」という状態にあるのかなとみて取れました。内心は色々思うこともあると思いますが、現状を冷静に捉えながらも、1年後を見通してやる気をみなぎらせているようでした。

 

凄い実績を残した人だけでなく、私たち一般の人も、逆境におかれた時には、このような状態を自分自身で意図的に作り出し、対処する必要があると思います。

 

逆境に置かれた時にはリセットが必要です。

 

「心は熱く、頭は冷静に!」という状態を作り出すにはどうしたら良いかというと、人によって合う方法と合わない方法があると思いますが、その方法の例の1つとしては、取り組んでいる事柄・場面から1度離れて、リセットすることです。

 

逆境に置かれた時に、平静な状態でいられるかというと、ほとんどの人が難しいと思います。私にも難しいです。平静さを欠いた状態で行動してしまうと、よくない結果を引き起こす可能性が高いので、物理的にも精神的にも、その事柄・場面から離れましょう。そうすれば、衝動的な行動を回避することができます。それが、初動としては重要です。

 

例えば、誰かとの間で意見の食い違いが発生した時にその場所に留まっていると、段々と感情的になっていって、最終的には、喧嘩になってしまいます。

 

一度、その場から離れることによって、その可能性をなくすことができます。

 

次に、感情的になっている心をリセットします。方法としては色々あると思いますが、何かに没頭することが良いと思います。私も場合は、トレーニングに没頭します。

 

そうすると、最低限、トレーニング中は頭の中が真っ白になり、一時的に嫌なことを忘れることができます。皆さんも、自分が没頭できるものを見つけておくと良いと思います。

 

私の場合は、2~3度くらいトレーニングすると感情的な状態は殆どおさまり、次の段階として、冷静に物事を考えられるようになってきます。

 

そのような状態を作りだしておいて、問題の原因と改善・解決方法を考えます。意見が食い違う理由を考えて、説明の方法が良くないのか、説明のタイミングが悪かったのか、もしくは、明確に分かる文書や図を書いて説明した方が良かったのか、などを考えて、一つ一つ改善・解決のための行動を起こしていきます。

 

一旦、リセットすることで、冷静な対応が出来るようになってきます。感情的な状態のまま行動を起こしても上手くいくことは少ないため、自分なりのリセット方法を考えておいて、感情的になった時にその方法を思い出して実行できるようにしておくことが重要です。