大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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不満を口にする時間があれば良い方向に進むためのトライ&エラーを繰り返すべし

自分の人生に不満がない人はいない

 

自分の人生に全くの不満がない人はいないと思います。何かしらの不満はあると思います。特に若い年代の頃には、何も手にしていないことが多く、不満が心の中で渦巻いている場合もあると思います。ここまでは誰にでもあることで、特別珍しいことではありません。

 

よくあるケースとして、勤務先の会社や上司の不満があり、それに対してあれこれ考えてフラストレーションを抱える気持ちになる場合もよくあると思います。「自分がこれだけ頑張っているのに理解されない・評価されない」という話です。

 

状況によって、本当に会社や上司の評価がおかしい場合は、別の所に移ればよい話ですが、それを行わずにフラストレーションを抱え続けている人も、世の中には沢山います。

 

そのような状況に陥っている人が少し考えてみると良い点としては、「実は自分が受け身で、主体的に自分の人生を生きていない」という点です。自分としては、主体的に仕事をしており、成果を出していると思っていても、それは自分以外から与えられた環境の中での話なので、実は、「受け身の範囲内である」という点です。

 

もちろん、本当に主体的に行動し、素晴らしい成果を上げている人もいるとは思いますが、それは、あくまで全て自分の力ではなく、おぜん立てして貰った範囲内でのことですので、その点を意識してみると、少し、謙虚・客観的に物事を考えられるようになると思います。冷静になってみると、自分の先のキャリアパスについて考えられるようになると思います。

 

不満を口にすると悪い方向へ進むように自己洗脳がされる

 

何事も声に出すと、それが自分の頭の中に刷り込まれて、脳の神経の中に新たな回路が作られます。そりにより、事あるごとに、その回路が働き、その思考回路が活性化されて、やがては習慣化されます。これは、プラスのことでもマイナスの事でも同じ過程をたどることになります。

 

そのため、心の中で思ったマイナスのことは、なるべく口にしない方がよいと思います。プラス方向への習慣化は、非常によいとは思いますが、人によっては、マイナス方向への回路が非常に発達した人も見受けられます。これは、非常に不幸な状況なので、すぐに修正した方がよいと思います。

 

それには、マイナスの思考回路が働かないように、暇な時間を作らずに、つねに何かしらの活動をし続けることが一番手っ取り早いです。暇な時間ができると、そのような回路が働いてマイナスの事ばかり考えるようになってきますので、強制的に遮断できるようにするしかありません。

 

その活動の時間として、自分のキャリアを大きく発展させる活動を行うことがよいと思います。そのような活動は、自分にとって非常に大切な事であるため、精神衛生上もひじょうに良いです。このような時間を一定期間過ごすと、マイナスの事を口にすることが減ってきていることに気がつくでしょう。

 

特に若い年代の頃には、エネルギー量も多く、体力面でも無理が効きますので、そうすることで、急激な成長曲線を描くことが出来るので、劇的な変化がもたらされることでしょう。長期間、継続的に計画的に活動することも大切でありますが、負のスパイラルに入っている場合は、一気に変えることも大切です。

 

1~2年あれば、別人に生まれまわることも夢ではありません。その為には、例えば、大学院に入ってリカレント教育として学ぶことも一つの手であると思います。