若い年代は無我夢中だった
私だけではなく、多くの人は、若いころには、経験不足からくる視野の狭い状態で、目の前のことに必死になり、忙しい日々を送っているのだと思います。その一瞬一瞬の経験の集積が、ある一定の年齢になってくると急速に結びついてきて、物事の見方が変わり、活動方法や活動範囲を変えることになり、自分が最大限コミットできる領域を見つけていくのだと思います。
その領域が見つかると、急速にエネルギーが湧いてくるのを感じ、人生の焦点があったような感じになり、目の前のことに対する取り組みに対して、文字通り全てをかけて取り組むことができるようになるでしょう。それが使命といえるものである可能性が高いです。
人の能力は、それ程大差ないので、結局は、そういったことが結果に大きな影響を与え得てくるのだと思います。
年齢の積み重ねで体力は失うが、それ以外の要素は伸び続ける
年齢の積み重ねで体力は失うが、それ以外の要素は伸び続けるのは、日々感じております。もう少し年を重ねると、また違った状況になるかもしれませんが、現時点では、そのように感じています。
体力の不足は、経験の蓄積により可能となる物事の見切り方と、本質的な点に焦点を当てた物事の進め方で、大幅に時間や工数を短縮することで、十分に補うことが可能になり、自分ではできないこと(能力獲得に多くの時間を要すること)は、得意な人に任せていくという発想になると思います。
結論からいうと、やり方次第で、若いころよりも、急速な伸びしろが、まだ十分にあると捉えることもできます。ですので、人生は、何歳からでもやり直すこともできるし、過去の経験で得たものを活かしながら、新しいことを始めることも出来ると思います。
このような考え方をしていくと、悩むということもなくなり、悩むこと自体が時間の浪費と感じるようになるでしょう。結局は、行動したものなかからのみ結果が出てくるので、長時間考えることをするのは、人生の浪費につながります。行動と思考、その両者のバランスを考えならが、行動優先で進めて行くことが重要です。人生は有限ですので!