大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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科学的・客観的思考によるアプローチも重要です

 

科学的思考・客観的によるアプローチ

 

感情に基づく行動により上手く行かない時は、物事を俯瞰してみることで、突破口が開かれるというのは、よくあることです。

 

しかしながら、プライベートであれ、仕事の場面であれ、好き嫌い、つまり、感情で物事を進めることを推奨する人も多いと思います。

 

これは、モティベーションが非常に高い状態になるので、それを推進力として物事を進めるので、困難な壁が立ちはだかっても乗り越える確率が高くなるという点で、そう推奨するのだと思います。その意味では、全くその通りの面もあると思います。

 

しかしながら、全てを感情に基づく判断で行っても、上手く行かない場面が出てきます。そのような時は、自分の感情を乗り越えて、科学的・客観的思考で考えてみると、上手くいく方法を見つけることができると思います。

 

もちろん、逆に、科学的・客観的思考一辺倒でも、一歩を踏み出すことが出来ない場合が出てくるので、よいことではありません。

 

この両方のアプローチを適切に使い分けることができると、非常に良い状態になります。

 

科学的・客観的思考を身につけるには

 

この科学的・客観的思考というものは、若い時代にはなかなか出来ることではありません。その方法を知らない人が多いですし、何より、経験不足からくる感情の起伏が、それを困難にするからです。

 

沢山の経験を積んでいくと、同じような経験をしたことがある状態が普通になってきますので、少々のことでは、びっくりしなくなります。その結果、感情的になることがあまりなくなり、冷静に現状を見て対応していけるようになります。

 

周りの環境が激変する中で、感情的にならずに冷静になれることが、一つの大きなキーポイントです。

 

次に、もう一つ大きなポイントは、自分の中に複数の物差し、つまり、基準・尺度を持つということです。それにより、複数の角度から物事にアプローチできるようになってきます。言い換えれば、複数の実行プランを考えて、1つのプランが駄目でも、次々と実行プランを実行していき、最終的には成功するという流れで、物事を進めていくことが出来ます。

 

これが出来るようになるのは、自分と異なる人の考え方を知り、自分の知らない概念を知ることが必要であると思います。つまり、自分と違う考え方や概念を拒絶することなく、何故、そのような考え方になるのか、そのような概念が生まれた背景は何かと興味を持つということが重要なのです。

 

自分との違いは悪いことではなく、むしろ、自分の能力を向上させる大きなきっかけになるということです。この考え方が出来るかどうかで、その先の人生は大きく変わると思います。

 

学生の皆さんには、はやく、そのことに気が付いて欲しいですね!