見出し:出来ないと言われる人の経験の結果にすぎない
どんな人でも「・・・は出来ない」と他の人に言われることがあると思います。その時に、どの様に自分が考えるかで、自分の人生の先行きがきまります。
私ならば、どの様に考えるかですが、「その人の能力や環境、運などの総合的な結果、・・・に似たような取り組みが良い結果にならなかった。」という理解の仕方をします。その人とは、能力も環境も運も違う私ならば、必ずしも同じような結果にはならない可能性もあるという理解の仕方です。
この考え方が瞬時にできるかどうかが、大きな分かれ目です。
この考え方の根本にあるのは、細かい所まで丁寧に考えてみるという癖をつけることが重要ということです。前提となる条件が全く同じならば、論理的には、同じ結果が出ると言えますが、前提条件を細かく丁寧に見ていって、大きな違いがあるならば、違う結果が出る可能性もあるという考え方に立つことができるということです。
もちろん、それでも良い結果が出ないこともありますが、10回に1~2回良い結果が出れば大成功と考えれば、良いでしょう。もとより、10回トライできないような場合には、元々、成功を掴むことは無理な話なので、大きな失敗をしない人生を送る方がよいということになります。
見出し:最終結果が良くなくても収穫は沢山ある
オール・オア・ナッシングの考え方の場合には、最終結果のみを見る考え方になるのですが、そうでなければ、良くない結果の中にも、収穫ポイントが沢山あることに気が付きます。
ある意味、良い部品を手に入れることが出来ている状態になります。その部品を取っておいて、次以降のチャレンジの際に必要に応じて取り出して組み合わせていくことで、転用が可能になります。理系的な発想・考え方ですが、この考え方が出来ると、「人生無駄なし」状態になっていきます。
その為、「失敗してもよい。」という気楽な気持ちで、取り組みを始めることができるので、トライする回数が飛躍的に増加します。最初は上手くいなかくても、トライ&エラーを繰り返す過程で、段々と良い結果に近づいていくので、結局は、確率が高くなる状態になってきます。
「やるからには必ず結果を出す」という考え方は、格好良い考え方にも見えますが、「結果がでるか分からないことには手を出さない」とも言っているので、トライする回数が少なくなり、学びの機会が少ない人生になっていきます。成功確率の高いことしかやらない姿勢でいることで、成功確率が高くない人生を歩んでしまう危険性もあります。
結局は、トライする数を増やして、その都度ベストと思うところまで手を尽くすという姿勢しか意味がなく、理屈を色々いってトライしないでいると、結局、何も良い結果を出せないことになります。
もちろん、トライする中で戦略を考えたり、工夫したりするのは当たり前ですが、結局は、「やる」だけであり、「やるか、やらないか」と考えているようでは、対象となる取り組み内容にあまり熱意を持てない状態になってくると思います。
これ以上無理と思えるまで「やった」結果、良い結果がでなかったら、「打つ手なし」となるだけであり、理屈の入る余地はありません。熱意が強ければ、「打つ手なし」となることがない(無限にトライする方法が思いつく)ので、時間・期間はかかるかもしれませんが、ある程度の結果は出てくると思います。
感情に支配されやすい人は、この考え方・行動様式をとることができないので、結局、出来ないことを正当化する論理を考えてしまい、諦めてしまうということだと思います。
自分が本当にやりたいと思っているのならば、長い時間かかっても、良い結果が出せるはずだと思います。