大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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学生の皆さんの就活と人間的な成長

学生の皆さんは成長期

 

若い年代の成長速度には凄まじいものがある。一日あれば、全く考え方が変わり、行動も激変することもある。長いキャリアを積んできた人の場合は、難しいことです。そのため、学生の皆さんの成長速度には、驚く時がある。

 

 

いつの年代も、若い年代はダメだという論調が世の中に存在します。私が若い年代も常にありました。これは、風物詩のようなもので、何となくそう言いたいとうもので、根拠は特にありません。せいぜい、自分たちが若い時代と比較して、自分たちの方が良かったよねと言いたいのでしょう。ですので、あまり気にするほどのことではありません。

 

 

今の年代の若い人たちは非常に素直なので、誘導次第でいくらでも伸びます。これは、非常によい特徴でもあります。固定観念が少なく、考え方を変えることが柔軟に出来るので、上手く誘導すれば成長曲線の角度を急激に上げることも可能です。

 

メジャーの大谷選手のように、世界で活躍する若者もこれから沢山出て来る土壌があると思います。私のゼミ生の中にも、そういう目標を持って、日々の活動を限界と思えるまで振り切っている学生もいます。しかも、それが楽しそうに見えるのが何とも頼もしいです。私も感化されることもあり、新しい大学の構想を考えようと思えるようになりました。

 

就活は成長の起爆剤

 

就活が目前になる大学2年生ぐらいになってくると、将来への不安という危機感が出てきます。その為、就職を目標としてスイッチを入れることができます。これはよいきっかけです。今まで頑張ってきた人は更なる刺激でより真剣度が増し、のんびりしてきた人も大きく変わり始めます。この時期は、よいチャンスとなります。

 

成長曲線の角度を少し上に向けることが出来れば、それ以降の期間は、加速度的に成長度の絶対値が目に見えて変わってきます。面白い程です。発言の内容が明確に変わります。1年あれば、劇的な変化が見て取れる人もいるので、やり直したいという人もこのチャンスをとらえて自分を変えてみると良いと思います。

 

人生は常に不安な要素と明るい要素が混在しています。不安な要素は、そのプラス面を探し、明るい要素は起爆剤として利用し、成長し続けるマインドを自分で作っていけるようになれば、どのような環境でも成長曲線を上向きにすることができると思います。

 

20代は、これからの長い人生の土台を作る大切な投資の時期です。この年代には、自分のみの力で物事を大きく変えていくことは難しいですが、組織の力を使えば、それが可能になります。経験のなさ、物事を知らない強味を活かして、チャレンジし続けて経験という大きな財産を得る時期です。

 

先行きが暗くしか見えない日本ですが、変化の芽はすでに出てきております。それを大きく伸ばせるのは若い年代の皆さんです。私は、そのような人を一人でも多く輩出し、楽しげに挑戦していく頼もしい人を作っていきたいです。それには、私自身も「当事者」といて挑戦し続ければなりません。「支援者」の資格を保持し続けるためにも。