話していて本質的なやりとりが出来ると相手のステージが分かる
色々な場面で人と話す時に、本質的な事項のやりとりを躊躇なく出来る人に出会うことがありますが、その時には、非常に充実した話ができます。お互いの背景が良く分からなくても、各々の持ち場で様々な状況で戦ってきた人ならではの言葉が沢山出てきて、共感を覚えることが沢山あります。このような人との会話は、非常に重要な意味を持ちますので、大切にしていきたいと考えています。
ある組織の中で波風立たせないことに終始してきた人は、その組織に対する最適化を重視してきた人なので、なかなかそういうやり取りを出来ないのですが、そうではなく、個人として何が出来るかを考え行動してきた人は、波風を覚悟して、行動を起こしていきます。もっというと、おそらく、行動せざるをえないのだと思います。そういう人は、ある意味、損を覚悟して動いていかれるので、人として信頼できるのだと思います。
本質的な点のアドバイスが得られる場合は、大きな概念や方針に関わることを変更することになる可能性が高いので、アドバイスを受ける側からすると心理的な負荷がかかるのですが、そこを乗り越えて耳を傾けることで、大きな成果につながる要素を手に入れることができます。
自分の言葉で語る人を大切に
自分の言葉は、自分の体験や行動から導出される結晶のようなものです。その為、聞き手にとって非常に大きなインパクトがあります。その為、聞き手の人生をしばしば変えてしまう可能性があります。そこには、細かいテクニカルな要素ではなく、真理に近いものがあります。そういう人との出会いは、なかなかありませんので、大切にしたいものです。
また、そういう人の周りには、タイプは違えど自分の言葉を持った人がいると思いますので、そういう人を紹介して頂くとよいでしょう。組織を離れた所に形づくられている、同じようなステージに立った人たちのネットワークがありますので、そこにアクセスしていくとよいと思います。
