大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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本当の意味で自分発で行動できるようになることで人生を変えることができる

自分が作り出した現状維持バイアスを乗り越えるのは恐怖心も出てくる

 

人は誰でも、潜在的には変化を恐れて現状維持を望む気持ちがあると思います。これは、致し方ないことですが、自分がそのバイアスに染まっていることに気づかないと、自分では頑張っていると思っていても、思うような結果が出ないことになると思います。

 

それは何故かといいますと、自分の経験の範囲内でものを考えて行動しているので、目立った差別化がなされずに、他の人の興味を引かないような話になってしまうからです。

 

もちろん、自分の人生なので本人が良ければそれでよいのですが、小さな世界の中で苦しい思いをしながら頑張っているという状態が続くのだと思います。日頃から同じ環境の中に居続けるので、そこから外の世界に踏み出すことに躊躇して、恐怖心を覚えることが多いのだと思います。

 

その恐怖心を乗り越えるのは、感情ではなく、理性的な判断による試行錯誤の精神です。これは、理系人材の方はよく理解されていることだと思いますが、感情による判断は根拠が明確でない場合が多く、確率論を根底とする理系的判断と対局に位置するものです。

 

確率論の場合は、失敗することも想定して試行的に小さな範囲から試行錯誤していくので、致命的な失敗を回避しながら必要なことを学んでいき、最終的な成功まで結び付けていくことが可能となります。その結果、継続的な成功が積み重なっていきます。

 

結果が継続的に出続けることで居場所も変わることになっていくと思います

 

結果が出続けると、どこかの時点で、その場所では新しくチャレンジすることが無くなってきます。大きな組織の中に居る場合は、そのタイミングで、違う部署への移動になったりすることもあると思いますので、そこで新しいチャレンジが出来ると思います。

 

しかしながら、そうでない場合は、自分から求めて行動していなかいと、新しい要素を得ることが出来なくなってしまいます。行動して新しい結果を積み上げていくことで、必然的に自分の居場所を変えるような決断をしていくのだと思います。

 

その際に一つ注意点があるのは、他の人の話を聞くことで自分が新しい経験をしたような錯覚を起こすことがあり、それで満足してしまって、自分で新たな行動を起こさないということがありうることです。

 

また、自分が当事者として行動するのでなく、他の人の支援を目的とするようなことを言われる方もよくいらっしゃいますが、当事者としてチャレンジして積み上げた経験があまりない場合は他の人の支援を行うことも本質的には難しいです。

 

当事者としてチャレンジした経験がない場合は、言葉で色々説明しても他の人の心を動かすことがでないです。

 

経験的に、本当の意味で何もない所から自分発で行動する人の割合は非常に少ないので、その点を強く意識して、ほんの少しでもいいので自分発で行動することを初めて見ることが人生を大きく変えることに繋がるのだと思います。