ゼミ生の頑張りが未来の学生の道を開く
ゼミ生の皆さんが、自分の道を開いていくことは、自分自身のためです。しかしながら、自分の道を開いたその後には、後輩が続いていける道が開かれます。同じゼミ出身者であれば、きっと頑張ってくれるだろうとする企業が多いからです。その道を辿って、続いていく後輩が頑張ってくれれば、その道は、舗装された道路のように強固なものになっていきます。
また、そのような具体的な効果だけではなく、ゼミの先輩がチャレンジして成果を出すことができれば、同じゼミなので、自分もできると無条件で信じることができるという効果もあります。これは、ある意味潜在意識に刷り込みを行うことなので、理屈ではなく、非常に強い効果を発揮します。無条件で信じることができれば、これほど強いことはありません。
通常であれば、色々な話をして、モティベーションを上げたり、未来への目標をみつけるように促したりすることで、具体的な行動を起こすエネルギーを喚起させる必要がありますが、その期間や労力が不要になりますので、素早くアクションを起こすようになっていきます。
アクションを起こして、充実感や出来なかったことが出来たという事実は、皆さんを強くし、さらなるアクションを自ら望んで起こしていくようになります。このサイクルが回り出したら、あとは、見守り、困ったことが起きた時に話し相手になるくらいが私のすべきことです。
教育の内容自体も非常に重要ですが、教育を受けるモティベーションを喚起することも、教育と同じくらい、あるいは、それ以上に重要なことなのです。どちらが抜け落ちていれば、効果が半減してしまいますので、どれだけ頑張っても劇的な効果は得られません。
大学設立に動いてみる
現在、在学している事業構想大学院大学の研究として、新設大学の構想を進めています。これは、ゼミの皆さんが頑張った結果を受けての構想となります。学生の皆さんを指導する現場で得た経験は、何物にも代えがたい経験となりますので、その経験で得たことをベースに、日本国内はもとより、世界で活躍する人を輩出する構想を夢見るようになりました。
そのための大学の構想を進めていきます。もし、これが実現すれば、この東海地方から沢山の学生を世の中に輩出できるようになります。
育成する学生の人生を豊かにし、学生が社会人として働くこの東海地方を豊かにし、ひいては、日本全体を豊かにしていく構想です。とてつもない壮大な構想ですが、私の残りの人生を費やして日本国内での事業として完成させ、その過程を引き継いでくれる人を育てて、世界の中に拠点を設けて教育できる環境を作れる構想にしていきたいと考えています。
これは、ある種の戦いでもあります。負のスパイラルが加速する日本がおかれた環境に対する戦いです。この戦いの勝利し、おそらく、各業界で同じような志を持った方々とも繋がりながら、子供たちが幸せを感じながら生きていける環境を作るための戦いです。
きれいごとばかりではないですが、きれいごとを言いながら戦っていきたいと考えています。
