大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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素直さが人を伸ばす

今の若い世代の人は素直な人が多い

 

素直さとは、「人から言われたことを試しにやってみる」ことです。その為には、その人が何をいっているのか、深い所まで理解できないといけません。まずは、本当の意味で聞く力が必要です。それが最初です。決して、素直にみえる自分を演出するということではありません。

 

試してみた結果、今の自分には必要がないと判断できれば、そのままにしておけば、必要な時がきたら思い出すことができるでしょう。

 

今の年代の人は非常に素直な人が多いと思いますので、教育の場で良い方向に誘導し、伸ばしてあげることは、実は、そう大変なことではありません。個人レベルでも沢山できることはあります。

 

しかしながら、それが分かっていない人が多いので、教育改革を声高に叫ぶのでしょう。そもそも、教育は、発達段階や立ち位置に応じて行うべきものなので、ある特定のメソッドを使ってやればよいというような単純な話ではありません。

 

日々の言動をよくみながら、適切と思える助言を、受け入れられやすいように実施していくことに尽きるのです。個人対個人の関係の中で、実施することが最終的には必要となります。

 

今の教育の現場では、教育に集中できる環境を作ることが最重要であって、それ以外の負担を最大限減らすことが今の教育現場で必要なことです。教育以外の仕事が非常に増えているので、それが、結局、教育の質を落とすことに繋がるのです。

 

若い世代の人が、素直さを発揮して、未知のことに躊躇なくチャレンジできる環境、それを教員が細かくサポートできる環境を作ることが一番必要なのではないかと思います。それが出来れば、いくらでも伸ばしてあげることが出来るし、伸びていってくれれば、それが教員の喜びとなって、それ以降の人たちにフィードバックされていくという循環を作り出すことが出来ると思います。