大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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メンタルの強さ・弱さに頼らない

メンタルは上下して当たり前

 

社会に出て活動すると、メンタルが下がる場面が当たり前のように出てきます。組織の中で、組織人として働く場合は、仕事を選ぶことが出来ない場合が多々ありますので、自分がやりたくない仕事をすることが沢山あります。そのような場合に、メンタルを上げなくてはいけないと考えると、非常に苦しい思いをします。

 

そのような場合は、メンタルのことを考えずに、出来るだけ早く、その仕事を終了させてしまうのがよいです。それが一番です。

 

また、逆に、メンタルが上がっている時は、気が大きくなっているので、少し冷静になってから行動を起こした方がよいです。失敗の確率を減らすことができます。

 

私は、エモーショナルという言葉の響きがあまり好きではありません。もちろん、人間の感情を否定するものではなく、様々な感情が湧き出てくるのは、人間が人間である限り、自然なことであると思います。

 

強いモチベーションや熱意があるというのは、物事を進めて行く上で最初の発火点であり、エネルギー源のようなものだと思います。それがないと、上手くいかない時や困難な状況に陥った時に、あきらめて止めてしまうことになります。

 

しかしながら、何時までもそれを口にしているようでは、それ以上のものは望めないと思います。厳しい言い方をすると、成長しないまま、いつまでの感情のエネルギーに頼っているということになるからです。胸の時に強い感情を持ちながらも、人間の特質である理性を強くはたらかせることで、高いレベルでの活動が可能になります。

 

理性の力は、逆境に陥った時に、非常に大きな力を発揮するので、そこを私は重要視したいです。それは、日本人が苦手とする部分でもありますが、それを身に着けた時に、物事に動じない自分を手に入れることができました。

 

理性の力により適度な運動を行い、自律神経を整える

 

メンタルの強さ・弱さというのは、人間の自律神経を安定化させることができるかどうかも、かなり大きな影響を受けるものと思います。日々の忙しいスケジュールの中で、運動する時間を確保するのは大変なことですし、気が重い時も多々ありますが、理性の力で運動を始めると次第に心がリセットされていくので、その感覚が習慣になると、定期的に運動するようになってきます。すると、心が乱れる場面が確実に減ってきますので、メンタルが強い・弱いという概念が段々となくなっていきます。その結果、物事に動じなくなっていくということです。

 

極端にメンタルが上がったり、下がったりすることは、結構なストレスにもなりますので、そこから脱却すると、非常に解放された状態になっていきます。一旦、その状態を味わうと、その方がよく感じられると思いますので、それを維持するようになっていきます。

 

忙しいビジネスマンになればなる程、それを意識されるとよいと思います。

 

日頃は、そのような安定的で解放された状態を維持しておけば、ここぞという場面では、強い感情の力を借りて、火事場の馬鹿時からを出すこともできるようになります。何事も2者択一の選択思考ではなく、自分をコントロールして、場面に応じた適切な行動をすることが何よりも大切です。

 

感情が乱れて、疲労感一杯の状態では、ここぞという場面での頑張りは効かない可能性が高くなってきます。私自身、若い頃は、強い感情をエネルギーとして、死ぬ気で頑張れば何でもできると思っていましたが、そこから脱却出来た時に、大きく人生が変わっていく経験をすることが出来ました。