大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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「甘え」を無くしてモティベーションに頼らない方法もある

スポーツ経験者の良い点は甘えがあまりない点

 

私もスポーツ経験者ですが、長期間のスポーツ経験は、甘えを捨てるのに大きな効果があります。スポーツは、どの競技・種目でも、長期間の練習によって、レベルを上げていく形になります。

 

これは、適性があってもなくても同じことです。適性が高い人は、最初のスタートからすぐに上達してある一定のレベルに達するまでの期間が早いですが、それ以降は、着実な練習を積んではじめてレベルアップが図られます。適性があまりない人は、レベルアップに時間を要しますが、練習すれば、その時点の自分よりは、確実にレベルアップするでしょう。

 

いずれにしましても、長期間の練習によって、その時点での自分の限界を少しずつ超えていく形になります。これが、人間力の向上に大きな効果を発揮します。

 

長期間の継続的な努力は、ポーズだけの楽観的な姿勢では到底できないことなので、自分の怠け心と対峙して、練習を継続していくことになります。もちろん、楽しみを見出していく姿勢はとてもよいことですが、自分をコントロールして、マイナスの状況の中でも着実に練習を継続することは、自分の甘えを捨てるのに大きな効果があります。

 

特に、精神的・肉体的に追い込む嫌な練習は、誰もが嫌な練習ですので、そのような練習をこなすことで、人間力の向上も図られます。

 

このような点があるので、私は、多くの人に長期間のスポーツに取り組むことはお勧めしています。

 

甘えがなくなると、モティベーションが高い・低いにかかわらずに、物事を継続することができます。そして、モティベーションが高い時には、更に集中力を高くして物事に取り組むことが出来るようになってきます。このような行動が出来ると、非常に強いです。どの分野でも成功の確率が大幅にアップしてきます。

 

モティベーションに頼らないで行動できるとよい

 

先程のお話のようにモティベーションに頼らずに行動できるようになると、行動に波がなくなってきます。モティベーションに頼る行動の仕方をしていると、モティベーションが高い状態の場合は、積極的な行動が出来るますのでOKですが、モティベーションが低くなってしまうと、行動が出来なくなってしまいます。モティベーションが低くなると、何とかして高くなるように試行錯誤するような話になっていくと思いますので、しんどい状況になってしまいます。

 

私個人としては、その日を行う計画を午前中のフレッシュで集中力が高い時間に完結させてしまい、それ以降は、気の向くままの仕事をすることが多いです。午後にやる気が出ない場合は、頭を使わずに集中力もいらない事務処理系の仕事をしたりして、早々に帰宅することもあります。逆にやる気がある時には、夕方まで一気に思い仕事をこなすような形になります。

 

自分で仕事内容もある程度コントロール出来る裁量労働制の仕事なので、この働き方が出来ます。

 

モティベーションを無理に上げたりすることはせずに、その時の自分の状態に合わせる形で仕事を割り当てていき、やらされ感を出来るだけ少なくして、精神的には波風のない日々を過ごしている感じになっています。

 

私の場合は、この方が結局は長期間継続することが出来るし、成果も出るので、この方法でいつも仕事をしています。学生時代や30代前半くらいまでは、モティベーションを出来るだけ上げていき、自分の熱量をベースに活動をするスタイルでしたが、色々な経験をする内に、自分に一番適した今の方法に到達しました。

 

もちろん、自分の感情がプラス方向に向かい、モティベーションが高い状態の時もありますし、その時の状態が一番パフォーマンスが良くなりますので、その場合は、そのまま頑張っていきます。

 

しかしながら、人生はトータルの期間での勝負と考えるよういなってきまして、無理なく淡々と活動を行うことをベースに、いざという時にテンションを上げてチャレンジする形が一番無理なく成果が出せます。

 

「感情」に基づいた行動を取っていると、私の場合は、行動に波が出てくるので、このような方法が適しているのですが、「理性」に基づく行動をとろうとすると上手くいかない人の場合は、モティベーションを上げる工夫をしていくのも良いかもしれません。

 

結局のところ、自分の本質と逆の行動を取ろうと意識することにより、成果を最大化出来るようになると思いますので、自分のコントロール法を探すということなのでしょう。

 

私自身は、若い頃は、感情むき出しでモティベーション高く挑戦していくタイプでしたが、様々な経験の中で、自分をコントロールする方法を学び、理性的な意思に基づく行動の仕方を身に着けて、最大限自分を活かすことが出来るようになってきたと思います。