大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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あえて失敗しにいくつもりで物事を進めると非常に楽です

成功しなければならないという意識でいると一歩目の踏み出しが怖くなる

 

ある目的・目標を掲げて、「必ず成功する」「成功しなければならない」などと強く意識すると、色々考えてしまい、その結果、恐怖感が出てきて第一歩が踏み出せなくなってしまい、着手する時期が遅れてしまうことになりかねません。また、プレッシャーを自分に自分でかけてしまい、リラックスして取り組めない状態を作り出してしまいます。

 

しかしながら、「失敗しにいく」という意識でいると、プレッシャーもかからずに、あれこれと考えずに、動き始めることができます。多くのことは、まず、少し動いてみると分かることが沢山ありますので、その上で、考える、あるいは、情報の調査をしたりする方が、無駄がなくなることが多いので、その方がよいと基本的には思います。

 

このような考え方は、特に慎重な性格の人に適した考え方であると思います。物事を成功させるには、行動をしながら適切な判断を繰り返していくことになりますが、考え過ぎるでもなく、考えなさすぎるのでもない、バランスのよい状態でいることが必要かと思いますので、自分の性格とは反対の行動を行うくらいの意識で、丁度よいと思います。

 

自分の性格とは違う行動を取ることに違和感を覚えるかもしれませんが、そのような行動を意識的にあえて行ってみて、よい結果が出るようであれば、それが一番よい状態なのだと思います。

 

日本人の場合は、考え込む慎重なタイプの人が多いと思いますので、もし自分がそうであると思えば、「失敗しにいく」ぐらいの意識で行動することで、よい結果が生まれる可能性があります。

 

「失敗しにいく」意識で行動を開始すると、色々なことが分かるので成功への道が見えることもある

 

このような形で「あえて失敗にいく意識で行動する」と、踏み出しが早くなり、展開が早くなってきます。ある意味感情を無視するので、心地よい感情とは違いますが、改善点が沢山見えてきます。それを改善することが出来れば良い結果が出ると思えるようになってきますので、ワクワクした感じになることもあります。

 

このような時には、私自身は、以前自分がアスリートだった時のことを思い出して思い切り自分に負荷をかけるつもりで、振り切って行動をしていくこともあります。もちろん、アスリートでなくても、振り切った活動経験がある人は、その時のことを思い出して、振り切っていくとよいでしょう。

 

このような考え方・行動の仕方ができる人は、非常に強いです。感情ではなく、自分に必要なことを見極めて、自分に負荷がかかってもあきらめずに継続できるため、成果を出す確率が高くなります。感情に振り回されてしまうと、上手くいくことも上手くいかなくなってしまうことがあるので、理性・論理を元に行動できる強い精神が備わっているので、成果を上げるのに必要な行動をとることができます。

 

そして、更に言えば、行動して経験量が増えるために、世の中のことを理解するスピードも速くなるので、早い段階でチャンスを掴める可能性も出てくると思います。もちろん、人生は運の要素を付きまとうのですが、運に恵まれなくても成功は出来るので、その意味でも、理性・論理を元に行動していく姿勢が必要になってきます。