大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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新しい第一歩を踏み出す時

新しい第一歩を踏み出す場合の心境

 

新しい第一歩を踏み出す場合、明るい希望を抱く心境と、不安感を持つ心境の2つの心境が入り混じった形になると思います。その分野が、それまでの自分の慣れ親しんだ領域から遠ければ遠い程、不安感が強くなると思います。

 

しかしながら、それをコントロールしながら活動をしていくことで、良い結果を導くことが可能となります。特に、不安感は、必ずしもマイナス要因ではなく、プラスの行動を引き出すトリガーとなる可能性もあります。通常指導している学生の皆さんにも、そのことはよく伝えます。

 

もちろん、不安を常に抱えた状態は、精神的にも負荷がかかりますが、社会に出れば、そういった不安感は常にあるので、それを克服するとうことではなく、コントロールする術を身に着ける方がよいと思います。物事に対する考え方などの根本的なことから、対処療法的なテクニック面でのこともありますが、両方駆使していく方がよいと思います。

 

日本の場合、何事も二元論になりがちです。どちらかの方の方針をとれば、スッキリするので、そうしていってしまうのかと思いますが、矛盾をはらみながらも、結果に繋がる方針で行く方がよいと個人的には思っております。

 

矛盾をはらむと判断に迷う場合も出てきますが、掘り下げて物事を考えていくことができれば、最適と思われる方法に到達することも出来るようになります。

 

 

獲得するリターンは考え過ぎない

 

踏み出す前に、大きなリターンが得られるかどうかを考えるのは、あまりよくない考え方だと思います。何故なら、所詮は机上の理論なので、実現しないことの方が多いです。また、変化が激しく、どの領域も細分化されることが多い為、実際にやってみないとよく分からないことが非常に多いです。

 

従いまして、アジャイル型、あるいは、PDCAサイクルを細かく回す考え方をとっていくとよいです。最初の方は、ある意味調査目的で、簡単な机上の仮説を立てて推進する方が良いかと思います。そこ後、分かったことを元に、新しい仮説を構築しながら、仮説・検証を繰り返す形で進めて行く方がよいと思いま。

 

現在、21世紀型の教育が進められていますが、これも未知なる状況で物事を進めて行く人を養成するものです。これからの時代は、このスタイルでいくしかないように思います。