大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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学ぶことに安住しないことも大切である

社会人になってからの勉強は面白い

 

社会人になってからの勉強は、基本的に面白いです。勉強したくない人も、試しに少しずつ勉強してみるとよいです。一見、仕事と関係ない分野のことを勉強していても、それが、何かのきっかけで、仕事の中で新しいアイデアに結びつくこともあります。楽しんでやっていたことが、いつの間にか具体的なリターンとして返ってくるのです。

 

その為、一度勉強することの楽しさと効果が分かってくると、勉強することが目的になってしまうこともあるでしょう。もちろん、長い人生の観点から言えば、学ぶことは新しいことを知ることですので、壮大な趣味ともいえるので、良いとおもいます。

 

ただ、学んだことを、現実の中で活かしていく視点も持っておくと非常によいと思います。投資として、時間やお金を使って勉強し、現実の中での成果に結び付けていくことも大切です。どちらか一方に偏ることなく、両方大切にしていくことが、よりよい人生に繋がると思います。

 

日本人は、白黒つける、あるいは、2者択一の議論などが好きな民族のように思えますが、互いに矛盾する内容を矛盾するまま、両方とも受け入れていくという考え方もあるので、勉強に関してもそのような考え方で捉えるのもよいかと思っています。

 

考えがまとまらない時には情報収集を止めてみる

 

勉強好きな人は情報収集が好きな人が多いと思いますが、自分の考えがあまりにもまとまらない時には、情報収集を止めてみて、深堀して考える時間を取ってみるとよいと思います。情報収集していると視点の移動が起こり、アイデアに繋がることもあるのですが、深堀して考えることをしないと、表層の浅い所でのアイデアしか出てこないために、結局、成果が出ない状態になってしまいます。その為、視点の移動と掘り下げて考えることを両方、並列で使い分けながら実施していく必要があります。掘り下げる作業は、非常に苦しい側面があるため、逃げたくなる時もあるのですが、これをやらないことには、本当のアイデアが見つかりません。

 

視点の移動のことをイノベーションと思っている人もあるように思いますが、それは単なる出発点でしかなく、深堀していくことが最終的なイノベーションの発掘に繋がるのです。そこを忘れずに、苦しい局面を乗り越えた後に、イノベーションの実現があると思います。