大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

就活ではトヨタ系企業をはじめとする一流企業への就職、転職ではサードドアを開けて新しいキャリアを開くことを目指して頂くサイトです。

どこまで細かく実施すべきかを見抜くことが仕事の本質かもしれない

大雑把で終わらすといい加減だし、細かすぎると木を見て森を見ずになる

 

仕事を最初に始める時、期限があるために時間に制限があるので、なるべく本質と思う所を見抜いて、大まかな方針を立てて進めていくことになります。これをやらないと、全ての事柄を調べ尽くしてから始めることになるので、時間がかかりすぎるからです。

 

その上で、仕事を進めながら、細かい点にまで気を配りながら進めていく形になります。但し、人間はいい加減な所もあるので、細かいことを考え出すと、目的を忘れてしまい、再現なく深堀りしようとすることになる場合があります。興味がある事柄の場合は、特にそうなってしまいます。

 

丁度良い所まで深堀するというのは、結構難しいことなのかもしれません。その為、この点が仕事を行う場合には重要であり、ここを上手く出来るようになることが、成果をスピーディーに出すことになるのかと思います。時間には有限性があるので、まず、この点を上手くコントロールしながら行えるようになることが重要です。

 

勉強も同じように限られた時間の中で目的に応じた勉強をすべき

 

学生時代の勉強も、社会人になってからの勉強も、目的に応じて、勉強する範囲・内容、あるいは、レベルを設定してから行うべきです。勉強を開始する前は、それが分からないので、他の人の体験談を参照したり、最も簡単な入門書に目を通して、大まかに設定することをすべきです。

 

勉強というと、その内容を勉強するための前提知識も必要になってくるので、そこから勉強を始めて積み上げていく、従来の学校教育の中での勉強と同じ方式になりがちですが、その方法だと時間がかかりすぎてしまい、目的を達成することが出来なくなってしまう場合が多いと思います。

 

逆算方式で、まず、目的に直結する内容を意味が良く分からなくてもよいので、短期間で一通り勉強してみて、分からない所を理解するのに必要な基礎知識を順次調べていく方がよいと思います。

 

この方法だと、最終的に到達できるレベルは、基礎からの積み上げ方式と比べると、水準の低いものになってしまう傾向があると思いますが、まずは、そこに早く到達して目的を達成することが重要です。大抵の場合は、それでも十分のような気がします。

 

それ以上のレベルのことが必要になってくる場合には、その段階で、最初の基礎の部分から学び直せばよいです。最終的な目的地が分かっている状態での勉強となりますので、勉強意欲が継続しやすく、効果の高い勉強が出来ると思います。

 

社会人になり、勉強の習慣を確立できている人は、勉強自体が面白く感じるので、脱線して学んでしまうこともあると思いますが、達成する目的がある場合の勉強の場合は、この点に注意するとよいと思います。

 

ただ、目的を決めずに勉強する場合は、それはそれで楽しんでやっていくとよいのは、言うまでもないことでしょう。