大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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仕事とプライベートの区別を付けない状態が結局は最良の人生に繋がる可能性が高くなる

仕事を楽しんでやっている人は仕事とプライベートという概念がない

 

多くの会社員の方は、自分の意に沿わない仕事もやらなくてはならないので、仕事を義務と考えて、効率化をして楽にすることに焦点が当たりがちです。その気持ちは、よく分かります。

 

しかしながら、多くの時間を費やす仕事を面白く出来るようになれば、非常に楽しい人生になるのは間違いないことです。その為には、一定の仕事の能力を身に着けて、自分の意に沿う仕事が出来る環境を作り出していくことが重要なことです。

 

仕事とプライベートを切り分けたがる人は、仕事を苦痛と考えており、楽しいプライベートの活動に焦点を当てているということだと思います。

 

もちろん、組織に属して仕事をしている人は、その配分により、自分の意に沿わない仕事も発生すると思いますが、出来る限り効率化して、サッと終えるようにすることで、自分の意に沿う仕事の時間を確保することもできます。

 

当事者になれない人ほど、仕事を義務と考えがちである

 

当事者として責任を負う形で仕事をしていない人は、責任を回避していつでも逃げることが出来るような状況で仕事に向き合っているケースが非常に多いです。人の支援をするのが得意という人の多くは、そのような状態になっている人が多いです。

 

これは、仕事の能力が一定水準に達していないために、自信が持てずに、リスクヘッジしていないと不安で仕方がないということでしょう。その気持ちも分かります。しかしながら、いつまで経っても、そのような状況ですと、義務感一杯の「やらされ仕事」で終わってしまいます。

 

責任を負うことが重要ということではなく、責任を負う覚悟を持った人になることで、重要でダイナミックな活動に結びつく仕事を任せて貰えるようになり、そのことが、充実感に結びつき、本当の意味での仕事の楽しさを得ることに繋がっていきます。

 

逆に、義務感一般の時には、基本的にやりたくない気持ちしかないので、最小限の時間と労力で仕事をするようになり、当事者としての意識も責任を負う覚悟も出来ないために、逆に、他の人がやりたがらない仕事ばかり任せられることになってしまいます。もちろん、それも必要な仕事である場合には誰かが担当しなければならないのですが、モチベーションも上がらない仕事ばかり担当する人生は、非常につらい人生になるということも、容易に想像できます。

 

結局、自分の人生を当事者として生きるか、いつでも逃げることが出来る傍観者として生きるかという選択の問題のような気がします。「選択」と書いたのは、自分で選び取っているということを認識して頂くためです。

 

もちろん、「当事者になる」と決めても、すぐに、自分の置かれた環境が劇的に変わる訳ではないですが、すくなくとも、3カ月くらいあれば、小さな変化は起こせると思います。その小さな変化が次の変化を生み、スパイラル的に良い変化へ繋げていくことが出来ると思います。

 

そのサイクルを回し続けることで、数年経つと、全く違う人生を歩んでいくことも可能になってくると思います。その最初のサイクルを回す時には、「すぐに回収する」というような発想ではなく、すべては投資という感覚で、小さな仕事でも創意工夫し、全力で取り組み、予想された成果にプラスαの成果を生み出すことを心がけましょう。

 

そのプラスαの度合いを大きくすればするほど、インパクトを与えて、周囲の人の認識を短期間で変えることができるでしょう。そうすることで、次第に、自分の企画や提案を通す環境を作り、自分の意に沿う仕事を自分で作り出すことが出来るようになってきます。そうすることで、楽しく仕事が出来るような環境になっていくでしょう。

 

それでも、そのような環境をどうしても手に入れる事が出来なければ、その時は、それまでに上げた実績を元に、自分の意に沿う環境が手に入れられそうな所で働けばよいのです。誰にも遠慮する必要はありません。ミスマッチの問題と捉えてよいでしょう。ミスマッチは、組織も自分も双方を不幸せにしますので、そうした方がお互いのためです。

 

このように理路整然と考えていくと、行動することしか意味がなくなるので、自然と行動するようになってくるでしょう!