大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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自燃型の0→1人材に出会うことが非常にまれなこと

自分発で行動してみると自燃型の人材に出会う確率の低さを実感する

 

自分でビジョンを描いて行動を行ってみると、相対的な価値観の中で試行・行動する人が圧倒的に多いことに気が付きます。それは、裏を返せば、それまで自分自身が、完全には、自分発で行動していなかったことの裏返しでもあります。

 

何もない所から自分発で行動してみると、何も保証されていないので、全て仮説の段階で行動を起こしていくことになります。現在、それが、1つの形になりそうな段階になり、実現する可能性が見えてきましたが、そこまで到達するのに、非常に多くの人と話をして、多くの時間を要することになりました。結局、1年半くらいの時間を要しました。

 

これは、自分でやってみて、初めて気が付いた点でもありますが、相対の世界に浸って生きている人たちの特徴として、保証をされていないこと対しては、最初は、よい反応をすることがあっても、段々と尻切れトンボのような形で、トーンダウンする場合が圧倒的多数であるということです。

 

おそらく、リターンの確率が見込めないものには手を出さないで、試行錯誤することにも熱意を持てないということなのでしょう。実際に足を踏み出す必要がある場面になると、段々とフェードアウトしていくことが圧倒的に多いです。

 

これは、良いとか良くないとかいう訳ではなく、特徴として是非覚えておいた方がよいということです。そして、同時に、自燃型の人が多くいるコミュニティを探して、自ら飛び込んでいくことが必要であるということもよく分かりました。

 

もちろん、相対型の人でも、ビジョンに共感してくれる場合は、協力してビジョンに向かって協力できる場合があるので、その場合は、協力していけば良いと思います。

 

ただ、相対型の人と協力する場合は、突然、その協力関係が解消される可能性があるという前提で物事を進めていった方がよいと思います。そうしないで、突然、困った状況になる可能性があります。

 

みかけの0→1的行動ではなく、自分の判断で実際に行動するかをみるとよい

 

自分では、0→1人材だと思っている人でも、よく観察していると、実はそうではない人も結構な割合でいます。また、逆に、自分では0→1人材ではないと思っている人でも、実は、0→1人材であったりする人もいます。

 

口達者な人はアピール力があるので、0→1人材に見えることもありますが、実は、そこは重要な点ではなく、人から見える、もしくは、見えないにかかわらずに、自分が一番最初の起点として判断・行動する習慣が確立されているかどうかを観察すると良いでしょう。

 

「・・・という状況でないと出来ない」という思考が沢山頭の中に浮かんだり、「誰かが、~と言っている。」というようなことを頻繁に口にする人は、結局、行動を起こさない場合が多いので、注意しておく必要があります。

 

また、「人のサポートや支援することが得意である」というような人の場合も、裏を返せば当事者としての責任を回避したいということの現れなので、ほぼ、0→1人材ではないと思います。

 

別に、0→1人材であることが一番良いと言っているのではなく、0→1人材は非常にまれなので、0→1人材でない人と協力して物事を進めていくために、前提として、理解しておいたことが良い点が色々とあるということです。

 

0→1人材ではない人と協力する場合は、「もし、よかったら声をかけてくださいね。」という感じで緩く声をかけておき、実際に行動を起こして来た時に初めて踏み込んだ話をするというような感じがよいと思います。逆にいうと、沢山の人に声をかけて、そのうちの1~2人から反応があればよいという風に考えておけばよいのでしょう。

 

そうでないと、結局、あてにしていた話が長期間実現しないまま、時間と労力を無駄にする結果になってしまいます。その結果、その人との関係が悪化することにもなりかねません。行動を起こしたという結果をもって判断するというシンプルな判断の仕方で良いと思います。

 

言ったことを本気で行動することが習慣化されている人は、声をかけて数日から1週間程度の非常に短期間で実行して、何かしらの結果を持ってきます。こちらが驚く程のスピードです。どんなことでも、本気であれば、そのくらいの期間で実行することが出来るということでしょう。

 

本気で行動する人は、なかなかいないので、そのような人と協力してチャレンジしていくことが出来れば、人生が良い方向に動いていくことになると思います。

 

それには、自分も、そのような人材であるように、スピードを速く行動することを信条とすべきでしょう。結局、スピードを本気のバロメーターとして見ておいて、大きな間違いはないと思います。その他の要素は、あとでどのようにでも出来ると思いますが、本気で行動することだけは、本人の意識や姿勢なので、それが当たり前になっている人は、非常に少ないです。

 

逆にいうと、そのような人で出会ったら、自分から働きかけていくとよいということでもありますね。