大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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人生の当事者として生きる意味と実感

人生を当事者として生きることは当たり前ではない

 

日本の社会環境の場合、あまり自分で考えなくても、何となく生きていくことが出来る平和な環境ですので、自分の人生の当事者は自分であるという意識が希薄になってしまいがちです。

 

私自身も、人生のある段階までは、そのような状況でした。それに気づいたのは、そこから脱却した時のことです。自分が意思決定して、行動を起こし、結果がでるまで進めるというプロセスを自分で回すようになった時です。これは、独立とかという話ではなく、サラリーマンの場合でも、小さなプロセスを自分の責任で最後まで完結させることをやってみると、それまでの自分が、自分の外部の環境に依存して、上手くいかない時に、その外部要因の責任に無意識にしていたということが分かると思います。

 

従いまして、多くの人は、そのことに気づくことさえ、なかなか難しいということです。

 

人の支援は、自分が人生の当事者として生きている時に始めてできる

 

結構な割合の人が、人の支援をする立場に自分を置きたがると思いますが、それは、自分が当事者として生きていくことの怖さを避けているような場合が多いように見受けられます。しかしながら、本来は、自分が当事者としてチャレンジし続ける人にしか、それは出来ない話だと思っております。

 

他の人がチャレンジをしていくことのサポートに必要なことが理解できないからです。また、チャレンジし続けている人にしか、サポートされる側もサポートされなくはないと思います。ですので、人を支援するというよりは、自分がチャレンジしている過程で、一緒にチャレンジしていこうという発想になってくるのだと思います。

 

何も持たない若い世代の学生の中には、そのようなことを求めてくる学生もいます。そういった学生を伸ばし、より大きなフィールドの中でチャレンジできる人に誘導していくことが非常に重要だと思います。