大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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等身大の自分で考えることがよい結果につながる

人は自分を大きく見積もる

 

私自身を含めて、多くの人は自分自身のことを過大評価する傾向になる場合が多いです。これはある程度仕方がないことです。その為、自己評価に見合う結果が出ていない時に、フラストレーションが発生し、感情的になってしまうことがあります。

 

そのような感情はマイナスの結果を生む要因となるので、出来れば避けたいところです。感情は、経験を多く積んで刺激に慣れることで、段々と極端な感情の起伏はなくなってくる傾向になることが多いと思います。しかしながら、全くの未知の状態を経験した時には、やはり鮮明な感情の起伏が生じてくることがあります。

 

自分の感情をコントロールすることも、経験と積む過程である程度は出来るようになってきます。しかしながら、自己評価が高すぎる状態だと、現実のギャップがありすぎるので、感情の起伏が頻繁に起こっているという状態になってしまいがちだと思います。

 

 

自分を少し小さく見積もることで無理のない考え方・行動ができる

 

そこで重要な考え方は、自分の評価を意識的に少し低く見積もることで現実とのギャップを少なくする方法がお勧めです。対外的な人との関係の中で自分の評価を考えると、なかなか冷静な自己評価ができないですが、自分以外との関係をシャットアウトして、見栄も外聞もない世界で自分の能力を冷静に評価し、実行しようとしていることの内容を実行するのに、足りている能力と不足する能力を認識し、不足する能力を他の人の能力を借りる方向に考えるのか、自分で能力を獲得する努力をするのか考えていくことがよいと思います。

 

このようにしていくと、物事を実現する道が見えてきて、よい結果に繋がっていくように思います。自分を少し低く見積もることで、他の人の力を借りるという発想にもなり、そのことで必ずしも自分だけでやらなくてもよいという概念が自分の中に生まれ、冷静になれると思います。

 

全てを自分だけで実行すると考えると、あまりにも大変な状況になってしまうので、余裕がなくなり、視野狭窄の発想になってしまいます。すると、狭い範囲のものの考え方で行動し、出来る範囲の物事しか行わなくなってしまいます。このような時の自己評価を考えて見ると、実は、自己評価が高い時の状態なのではないかと思います。自己評価が高いので、全て自分で行った方が上手く行くという発想になり、自分で全て行うという発想になっている可能性があります。

 

自己評価が高い状態よりも、少し自信のない、だけれども、物事を実行することが出来る程度の自信があるという状態の方がよいのだと思います。この状態になるのに、少しだけ自己評価を少し見積もる方法が有効だと思います。

 

 自信のある・なしよりも、結果にコミットし、結果がでる効果の高い方法を、自分以外の人の協力を得ながら実行することがベストの考え方になります。