大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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就活では自分の作り出す同調圧力から抜け出すことが内定に繋がる

これまでの教育などの結果、同調圧力に同調するように刷り込まれていることに気が付く必要がある

 

義務教育から始まって、高校・大学、それから会社に入ってからも、色々な場面で同調圧力が働きます。同調圧力とは、人と異なる意見を認めない雰囲気・具体的な圧力のことであり、いじめなども、その同調圧力が背景にある場合もあるように思います。

 

その同調圧力は、組織や社会を維持するのに役立つ場面もあるため、一概に全否定をするつもりもありませんが、その同調圧力から逸脱した思考や行動を全部否定することは、健全なこととは言えません。

 

同調圧力に同調する思考・行動が当たり前になってくると、自分がそのような状態になっていることさえも分からなくなってしまいます。

 

就活や社会の中での活動は、他の人や組織と差別化を行っていくことが、最近では重要になっています。しかしながら、同調圧力に染まった思考では、差別化するという発想になりにくいですので、結局、埋もれた人材になってしまいます。

 

まずは、自分が同調圧力に染まってしまっていることに気づくことが最初のステップだと思います。

 

就活では自分の作り出す同調圧力から抜け出すことが内定に繋がる

 

自分が同調圧力に染まっていることに気が付き、そこから脱却しようとすると、ある種の恐怖感を抱く場合があると思います。それは、同調圧力に屈しない人と同調圧力に染まった人の間には、色々な摩擦が起こることがあるからです。

 

同調圧力から脱した人は発想・行動が自由になりますが、それらは、同調圧力に染まった人と違う場合があり、そうなると、同調圧力に染まった人にとっては、異分子となってしまいます。その時に摩擦が起こるのです。

 

しかしながら、その摩擦と戦ってしまうと、大変な時間やエネルギーのロスに繋がりますので、戦う発想ではなく、摩擦を出来るだけ起こさずに、実現する方法を考える必要があります。

就活の場面でも、同じことで、あまりにも独自性や主張を全面に強く押し出すのではなく、周りとの協調出来る姿勢・言動を印象づけながらも、自分の独自性や主張も少し入れるような形にする必要があります。

 

同調圧力に染まっている人では、独自性や主張がない場合が多いので、このような姿勢や言動をとることが出来ません。演技しても、すぐに見破られてしまいます。

 

就活の選考では、そのバランスを見ている場合が多く、それが出来る人は、新卒の段階では非常に少ない人数しかいないので、内定を沢山とってくることになります。