就活は不安なので保証を求める気持ちになりがちである
就活は大学生にとっては、はじめての経験なので、非常に不安な気持ちになると思います。これは、致し方ないことです。社会人になって、キャリアを積む過程で経験を沢山しても、未知のことに着手する時は、不安な気持ちになりますので、未知のことに対する不安感は、この先もずっと感じることになります。
不安な時には、自分以外の経験者の話を聞くことが、非常によい結果に繋がります。複数の経験者に聞いて、共通して口にすることを取り出して、それを実行するだけでも、成功する確率は高くなると思います。
最初から我流でやる方法もありますが、短期間で勝負がついてしまう就活では、リスクが高いので、正直な所はお勧めしません。基本的な考え方やノウハウは、何かしらの方法で早い段階で収集しておき、それを実行する形で準備を進めていく方がよいと思います。
これをやらないで、小手先の方法で要領よく内定を取るという考え方になってしまうと、上手く行かない可能性が高いです。運よく、それで就職が出来たとしても、その後の人生も、そのような考え方・姿勢で上手くいく程、甘いものではありません。
保証を求める気持ちを捨てることが内定に繋がる
しかしながら、何事もそうですが、他の人の話を実行するだけで成功する程、甘くはありません。他の人から聞いた共通的なことは、最低限やっておいた方がよいことで、個人毎に異なる要素が必ず出てくるので、その分は、最終的に自分で判断する必要がでてきます。
しかし、人間は弱いものですので、他の人に相談して、その判断を他の人にゆだねてしまうという行動に出てしまう場合も多いと思います。特に、社会的な経験が殆どない学生の立場ですと、そうなっても無理はないと思います。
ただ、そのような依存心を断ち切らないと、就活の現場で即断即決による回答が求められる面接の場面で、上手く答えられないようになってしまうと思います。依存心が残っているうちは、最終的な価値判断を自分で行わないので、面接で自信を持った態度で回答することができなくなってしまう可能性が高くなります。
この点が、就職指導での最終段階の指導ポイントになります。指導方法は非常に難しい面がありますが、徐々に私の方から回答する内容を少なくしたりして、フェードアウトしていくような方向で指導をしていきます。ある日突然、あとは自分でやってくださいというのも、酷な話ですので、徐々に関与する度合いを減らしていきます。
そして、内定を得た後、機会があれば、その理由などを説明したりします。