大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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運・不運に対する向き合い方

運・不運は一生でプラスマイナスゼロと考えるとよいのでは?

 

運・不運に対する考え方は、同じ人が同じ条件で同じ活動を何回もすることが出来ない限り、本当の意味では、運がよいとか、そうではないとは断定することができません。そのため、よく分からないのが本当の所だと思います。

 

また、運・不運というと、自分でコントロールできる範囲を超えた所で起こる話になってしまうので、当事者意識を持てない事柄の話になっていまいます。

 

個人的には、運・不運の概念を考えないようにすることが重要かと思っています。

 

しかしながら、そう思えない人もいると思います。そのような時は、運・不運は一生でプラスマイナスゼロと考えるとよいと思います。プラスマイナスゼロになるのなら、その時点で不運といわれる事象が起こった時には、将来に幸運な状況が起こると希望を持つことができます。

 

また、結局、プラスマイナスゼロになるのなら、一喜一憂せずに、最善の努力をして実力をつけていけば、不運なことが行ったとしても実力でそれを覆して良い結果に持っていくこともできるのではないかと考えることもできるでしょう。

 

運・不運の概念に縛られて、自分の活動をやめてしまう、あるいは、最善を尽くさずにある程度の所までにしてしまうという考え方になってしまうと、結局、成果を出すことが出来ずに、いつまでも、運の概念の中で、停滞している状況に甘んじてしまうことになると思います。

 

ある時点の運に一喜一憂すると結局は停滞していくことになるのでは?

 

あることが成功して自分は運が良いと思った時には、そこから努力する姿勢・度合いが若干失われてしまう危険性があります。人によってはそんなことないかもしれませんが、自分を厳しく長期にコントロールすることは難しいことなので、若干の気の緩みが停滞をもたらすことにつながってしまう可能性があります。

 

逆に、運が悪いと思った時には、努力しても報われないので意味がないと思ってしまうことにつながる可能性があります。これは、一時的な感情なので、その感情に負けてしまい、継続的な努力を放棄してしまえば、成果がでないので、当然物事が停滞し、それが長期間続けば、大きなマイナスの結果として出てくることになります。

 

運・不運の概念に影響を受けてしまう限り、物事が停滞する可能性がでてきます。

 

 

運・不運の概念に影響を受けないようにするにはどうしたら良いか?

 

では、運・不運の概念に影響を受けないようにするにはどうしたら良いかといいますと、誰にでも出来る方法として、活動項目を出来るだけ細分化して、出来たらチェックしていくという方法をとると良いと思います。

 

運・不運の気持ちが出てくる場面を考えると、ある一定の粒度の仕事や活動の単位になして結果の評価を行う時に、運が良いったとか、そうではなかったという感情が出てくるのだと思います。

 

もっと、細かい一つ一つのタスクの粒度ですと、上手くいかなかった時でもマイナスの感情が発生しにくくなるので、そのくらいの粒度で物事を考えるようにすると、感情の波立ちが少なくなり、一喜一憂することもなくなるような気がします。

 

また、小さなタスクが出来た時の小さな充実感を日々感じて過ごしていると、自己肯定感が持てるようになってきます。これも非常に良い効果です。

 

同時並列的に複数のことを実行すると運・不運の影響を受けにくくなる

 

また、同時並列的に複数のことを実行すると、どれかは上手くいくと思いますので、そのことにより、上手くいかないことに対して深刻に考えることが少なくなります。そうると、上手くいかないことを改善・解決する方法も思いつきやすいメンタルの状態を維持することができますので、最終的に上手くいくようになることもあります。

 

例えば、スポーツと勉強と習い事をやっている場合は非常に忙しい状態になりますが、どれか一つくらいは、上手くいっている状態の期間が長くなると思いますので、明るい気持ちで過ごせる期間が長くなります。これが好影響となり、冷静で俯瞰的な物事の見方ができ、不調の状態を脱する可能性も高くなります。

 

これは、本質的な対策ではない一時的な対策ですが、よい結果を導き出す場合には、よいやり方であると私は思っています。

 

日本の場合、1つの事柄だけを長期間継続することに対する美徳の概念がありますが、複数の物事を長期間継続する方が、私はよいと思っています。

 

このブログで長期的な継続の重要性に度々触れていますが、それは、一つの事柄だけを長期に継続するだけではなく、沢山の物事を同時並列的に長期に継続するイメージで説明をしていますので、その点、気を付けてお読み頂けるとよいと思います。