AI・ビックデータ・IOTを中心としたIT利活用能力の育成の必要性
前回のブログで記載しましたように、AI・ビックデータ・IOTによるサイバーフィジカルシステムによる全産業の変革が非常に早いスピードで進行していきますので、AI・ビックデータ・IOTを中心としたIT利活用能力を育成することは、これからのキャリアを語る上で外せない必須の要素となっていきます。
このサイバーフィジカルシステムを作る・メンテナンスする側の理系人材はもちろんのことですが、このシステムを活用して、新しい事業やサービスを生み出してお客様に提供する側の文系職として働く人材にも、この能力は必須の能力です。
しかしながら、現段階で、この領域を学ぶための教材などの体系的な教育機会は、非常に少ない状況です。理系人材向けの教育は、この数年でかなり色々な所で整備が進んでいるように思いますが、文系職として働く人材向けの教育機会は、非常に少ないのが現状です。その為、この領域を学ぶためには、自らが自発的に様々な情報を集めて、学んでいく必要があります。その為、非常に時間がかかり、必要性を明確に理解していないと、途中で挫折してしまう可能性があります。
そこで、この今後、私自身は、この領域の教育に自らの持っている資源を集中させていきたいと考えています。イメージとしては、以下のようなものです。
・書籍「シン・二ホン」に描かれた「AI・ビックデータ・IOT」を中心とした世界観とその実現為に必要な提案の伝達
・文系人材にためのAI・ビックデータ・IOTの利活用能力向上のための教材開発
・上記の教材を用いた研修会や講習会の開催
・この領域の特性生かした就職支援・転職支援(プロティアン志向の人材向け)
プロティアン志向の人材向け教育の開発について
プロティアン志向の人材は、現時点では、それ程多くありません。プロティアンは、簡単に言うと、自分の人生に自分で責任を持ち、世の中に適応しながら生きていく意思のある人材といえると思います。
当たり前のことのように聞こえますが、「自分の人生に自分で責任を持ち」という部分が、実は、なかなか出来ることではありません。大きな会社に入って、会社へ貢献する形で仕事をして生きている間は、その会社に人生を委ねている部分がどうしても出てきてしまい、その場合は、自分の本意でない仕事を会社内の役割として全うすることになるからです。
これがいけないという訳ではないですが、キャリアを長く積んで、能力開発や積み上げた経験値により、自分の想いで仕事を進めていきたいという欲求が湧いてくるので、なかなか辛いところです。
そして、独立や複業、ボランティアのような形で、それを実行に移してみたくなってくるのです。これは、ある意味自然なことなのかもしれません。もちろん、誰もが実行に移すわけではないと思いますが、プロティアン志向の人材は、キャリアを主体的に考えているので、自然と実行に移そうとする人が多いように思います。
前述したAI・ビックデータ・IOTによるサイバーフィジカルシステムが世の中にハイスピードで導入され始めている現在の世の中では、以前の時代でパソコンや情報システムが必須のツールになっていったのと同じように、このシステムを利用・活用する素養・能力がベースとして必須の世の中になっていきます。もちろん、暫くの間は、パソコンやスマホなどの形態型端末も並行して使われると思いますが、急速に変化していきます。
プロティアンな人材は、世の中の流れを察知し、半歩先を行こうとすると思いますので、それらの人達に対する教育開発をすることが、今の私の大きな目標になります。そして、いずれは、パソコンと同じように、誰もが簡単に利用できるインフラとなり、教育内容も一般化されたものになっていくと思います。
事業としては、非常に息の長いものになりますし、私のそれまでの人生経験を全て投入することが出来る分野ですので、非常に楽しみです!笑