大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

就活ではトヨタ系企業をはじめとする一流企業への就職、転職ではサードドアを開けて新しいキャリアを開くことを目指して頂くサイトです。

「厳しい指摘をするやさしさ」は、背景として結果を出す強さが必要である

社会の中における「やさしさ」とは?

 

社会の中における「やさしさ」は、色々なものがあると思います。例えば、「人のための泣くことができるやさしさ」や「人の寄り添うやさしさ」、「あえて厳しい指摘をするやさしさ」、「人に笑いかけるやさしさ」など、色々な「やさしさ」があると思います。

 

これらは人によって色々と感じることが違うとは思いますが、無いよりは、あった方がよいものだと、一般的にはいえるのではないかと思います。

 

人のために泣く・人に寄り添う・人に笑いかける「やさしさ」は、それを受け取る人が、安心や勇気、安らぎなどが貰えるようなものなのかなと思います。

 

一方、厳しい指摘をする「やさしさ」は、指摘をする際に勇気がいることです。厳しい指摘を人にするからには、自分がきちんとしていなくてはいけないですし、短期的には嫌われる可能性もあったりして、自分にとってはマイナスの状況になりかねないリスクがあるので、なかなか大変なことです。

 

それを仕事の場で行おうとすると、更にハードルは上がって、誰にも文句がいえない実績が必要になってくるからです。実績も出せないのに、人に厳しいことを言っていると、人からの信用や信頼は簡単に失われてしまいます。

 

したがいまして、一般に厳しい指摘をする人はあまりいないです。逆に言うと、いつも人に厳しい指摘を無意識にしている人は、要注意です!よく考えた方がよいと思います。

 

厳しい指摘をする時は相手をよくする場合のみOKだと思います

 

仕事の世界の中では、結果が出せない状況だと基本的には発言権がありません。これは仕方がありません。但し、結果を出せるからといって、何でも言ってよいという訳ではありません。常に厳しいだけでは誰もついてきてくれません。

 

私の個人的意見ではありますが、厳しい指摘をしてよい場合は、その人を良くする意図を持っている場合に限ると思います。人の指導は難しいもので、優しい言葉をかけることで、信用・信頼が得られる場合もありますが、優しい言葉が、その人の成長機会を奪ってしまうこともあると思います。

 

人によって対応の仕方が変わってくるので、全てに通用するノウハウはありません。日頃の様子を見ていて判断するしかありません。

 

厳しい指摘をする場合は、相手の性格や自分の置かれた状況を踏まえて、長期的に根気強く相手に向き合う覚悟が必要になってきますので、計算の上で行うべき行為です。

 

感情に任せて相手を罵倒する行為などは、非常にリスクの高い行為であることを理解しておく必要があります。そのような行為を当たりまえに行っていると、いずれ大きなしっぺ返しがあると思います。