大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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当たり前のことなのですが最終的には自分で物事を決める必要がある

自分の人生の責任は自分しか取れない

 

現在の日本では、学生時代・社会人を通して、自分で決めて進路を選択しなくとも、出来ている流れの中で、何となく生きていくことも出来るような環境が作られてしまっています。これは、必ずしも良くないことばかりではありませんが、自分の明確な意思のもとで人生の進路を決めたことがない人を沢山生み出しています。

 

これは、その人の置かれた立場などにもよるかもしれませんが、よくない状況になった時には、精神的な脆さが顔をだしてくることにもつながると思います。一言で言うと、自分の人生の当事者になっていない場合が多々あると思います。

 

その結果、人生の岐路に立たされた時に、両親や周りの大人、友達、その他の知り合いの人などに相談をして色々な意見を聞いて、その中から正解を探そうという発想になってしまうのだと思います。

 

何が何でも全て自分で決めなければならないとは、私は思いませんが、自分の人生に対して影響度の高いことは、やはり自分で決めるべきだと思います。色々な理由をあげることが出来ると思いますが、最も大きな理由は、上手くいなかなかった時に後悔し、意見を聞いた人の責任にして逃げてしまうことにつながるからです。

 

人生の初期の段階では、自分の能力や人間力、耐える力、その他もろもろの力が不足しているので、苦しい状況に陥ることが多々あるとは思いますが、そんな時は、どうにか踏みとどまって、今いる場所で、試行錯誤を続けていくことが必要な時期もあるのです。

 

そのような場面では、本やTVで得たような机上の知識や考え方だけでは、どうにもならない苦しい現実もあります。そこで、踏みとどまって頑張れるのでは、自分で決めたという事実があるからです。その点を理解していく必要があると思います。

 

自分で決めると成功確率も飛躍的に上がる

 

自分でやると決めたことに対しては、やる気も高くなるし、集中力や迫力も出てきます。これは、キャリアが浅かろうが長かろうが同じです。その人なりに頑張ることができるようになります。これは、もの凄く重要なことです。

 

盲目的な精神論に対しては賛成できませんが、人間ですので、何としてもやり遂げる・成功させるという精神論的な部分も必要だと思います。

 

私自身は理系人間ですので、どちらかというと、精神論的なアプローチを好まないのですが、それでも、勝負所では、そういう精神論的なことが、後押ししてくれることも確かにあります。これは、私の経験上からいってもあります。

 

そのようなことの前提として、やはり、「自分で決めたという意識」が非常に重要になります。

 

自分できめると目的意識が高くなりますし、目的意識が高くなると、個々の行動の質も高くなりますし、行動量も自然と増えてきます。そうなると成功の確率も飛躍的に高くなってくるのです。

 

逆にいうと、行動に身が入らない、あるいは、行動量も増えない状況の場合は、本当に自分で決めたのか、単に、誰かに言われたことを何となく自分で決めたように錯覚していないか考えてみると良いでしょう。

 

物事を自分で決めたように自分では思っていても、自分で考えて導き出した結論ではないということも往々にしてあるので、その点を再度考え直してみて、自分の結論を自分なりに良いので、出していくことも必要なことです。