大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

就活ではトヨタ系企業をはじめとする一流企業への就職、転職ではサードドアを開けて新しいキャリアを開くことを目指して頂くサイトです。

どんな仕事でも価値を作り出して提供することを考えましょう。

ルーティンワークにも創造性はある

 

ルーティンワークは、標準化された決まった内容の仕事です。基本的には、手順通りに進めていけば、その仕事内容の責任を果たすことができます。そのため、つまらない仕事といって、敬遠してしまう人もいます。本当でしょうか?

 

次のような観点で今のルーティンワークを見直してみると良いでしょう!

 

・現在の手順から簡略化する方法はないか?

・このルーティンワークが発生した根本的な理由を自分は分かっているか?

・このルーティンワークそのものが必要なのかどうか?

・複数のルーティンワークを纏めて1つにすることが出来ないか?

・ルーティンワークを自動化する方法はないか?

 

このような観点を念頭において、自分の行っているルーティンワークを見てみると、色々なことが分かってくると思います。

 

ルーティンワークは、最初からルーティンワークではなく、ある仕事を立ち上げた後に残る結晶のようなものである場合が多いと思います。しかしながら、時代が変わってくると、ルーティンワークを発生させている根本的な部分が変わってくるので、必要がなくなってしまっていることも実はあるのです。

 

そのようなことを見抜くことが出来たりすることでも、大きな能力開発であり、成長の結果なのです。

 

ルーティンワークを限りなく少なくして、それを更に自動化することが出来れば、所属企業に対して大きな価値を提供することになると思います。

 

この点、実際にルーティンワークを担当している人の中には、「そんなことをすれば自分の仕事がなくなり首になってしまう」という考え方をする人もいますが、それは基本的にはないと思います。

 

何故かというと、ルーティンワークを減らすという仕事を行った能力の高い人には、是非とも別の仕事をして頂きたいと考えるからです。もし、それで首になってしまう会社なら、先行き不安なので、首になってよかったと考えましょう。(実際には首にならないと思いますので、あえて書いております。)

 

余人を持って代えがたしの仕事をルーティンワーク化するのは価値が高い仕事

 

私は、基本的には、「余人を持って代えがたし」という仕事は、非常に少ないのではないかと思っています。その時点では何度が高い仕事でも、技術革新等の理由で簡単に出来るようになってくることもあるので、ある瞬間のみ余人をもって代えがたい仕事があるのでだと思います。

 

企業の仕事の性質上、「余人を持って代えがたし」の技術やサービスを提要している場合には、その単価が高くなり、の売り上げが大きくなるのは当然のことであると思いますが、時代が進んでくると、それらの価値が陳腐化していきます。これはどのようなものでも基本的には当てはまります。

 

そこで、その陳腐化の波よりも時期的に早い段階で、ルーティンワーク化や自動化していき、コストを低く抑えることによって価格を下げて、より多くの人にそれらを届けるようにすることが出来れば、大きな貢献となり、大きなシェアを占めることが出来るようになります。ここが、企業としては、一番利益が出やすい段階になるのだと思います。

 

個人の仕事としても同じことで、自分の抱えている仕事を効率化して少ない時間で済むようになれば、浮いた時間で、より付加価値の高い仕事が出来るようになり、更なる貢献が出来るようになります。

 

つまり、どのような仕事にも、現状から改善する方法はいくらでもあると思いますので、現状が正しいと思わずに、新しい価値を提供していくことが必要なのです。個人でも企業でも同じことだと思います。