普通の人はサラリーマンから始める
普通の学生生活を送ってきた人は、通常、どこかの会社に勤めてサラリーマンとなる選択をする人が多いと思います。仕事そのものの意味も分かっていない人も多く、疑いなくその選択をします。私もそうでした。
「サラリーマンは気楽な稼業」と言われたのは大昔の話で、今の時代、サラリーマンで働くことも大変です。終身雇用も、超大手企業でも保証されるかどうか分からない時代となってきています。
だからこそ、皆さん、自分のキャリアに思い悩み、色々と考えるのでしょう。その気持ちはよく分かります。私も色々思い悩んだ経験があります。
しかしながら、悩んだところで、独立する、あるいは、フリーランスとして働く実力がつく訳ではありませんので、仕事で実績をあげたり、勉強したりすることは、当たり前のようにやっていく必要があります。
ただ、終身雇用を期待できないので、いつでも転職できるくらいの実績は常に出しておく必要があります。どのような業界でもです。口で言うのは簡単ですが、定時に帰ってプライベートを充実することを主目的にしている状況では、実績をあげ続けることは難しいと思います。
その為、意識を高く持っている人は、自分の能力をつけるための活動を行っているのでしょう!
次の選択肢はフリーランスか?
最近はサラリーマンでも、副業が許可される場合があるので、副業を行ってみることが、フリーランスや独立の前段階として良いのではないかと思います。
副業の捉え方にもよりますが、お金にならなくても、本当に自分がやってみたいことに取り組み場合もあると思いますし、フリーランスや独立への最初のステップと捉える場合もあると思います。
働き方改革で仕事時間が制限される中で、副業の良い点は、経験を積めるということです。何事も実践してみないと分からないことだらけなので、自分の手で自分の責任で手掛ける経験は、とても良い経験になると思います。
副業が成功すれば、その次にフリーランス、つまり、1人で働くという選択肢があり得ます。会社を作るとか作らないとかの制度面の話ではありません。社員を抱えずに、自分の手におえない部分の仕事は、外部へ委託する方法で仕事を行っていくという考え方です。
自分に付加価値をつけて生きてきた人であれば、こちらの方が良いかもしれません。社員を抱えることは、責任も増して、コロナショックのようなことが起こっても、小回りがきくということもあります。
会社設立は定年後でもリスクを減らして出来そうではある。
色々な書籍を読んでいると、独立して会社を設立する場合は、年齢が高いほど成功の確率があがると言われています。もちろん、一般論の話ではありますが、世の中の仕組みを知り、必要な経験を積んだ後の方が確率としてはあがるということも理解できます。
先程書きましたように、サラリーマンとして働きながら、副業としてトライアルを行ってみて、十分な実績が出てから、定年、もしくは、定年が近いずいてきた年齢で、会社化していくという流れでもよいのかなと思います。
事業の実態がある程度できた段階でリスクを取る方が、失敗の確率を減らせると思います。その際、事務所は自宅とするなどしてコストをかけないようにしておけば、リスクは減るので、よいと思います。
このような独立の仕方は、残りの人生を有意義にする仕事をしていくということなので、会社の規模拡大というよりは、規模の拡大は追わずに無理のない範囲で行っていく方向性で良いのではないかと思います。
サラリーマン、フリーランス、会社設立などの形態は、本質的にはどうでもよく、自分のしたい仕事を追求していく結果として、自然に決まってくるようなものなのかもしれません。