学びは知識の習得と知恵の捻出の両方の結果です。
学びというと、知識や情報を自分以外の所から収集して身につけていくことだと思う人が多いと思います。もちろん、それも重要なことで、それまでの自分の中にはないものを取り入れるという意味で非常に重要です。
何事も自分流だけでは進歩のスピードが遅くなりますので、積極的に自分の中にはない知識や情報を取り入れることで、進歩の速度を大幅に早めることが出来ます。
但し、注意点がありまして、取り入れた知識や情報を元に、実際の行動に移していくところまで行う必要があるということです。
例えば、ダイエットの一種として、レコーディングダイエットという、食べたものを細かく記録することで痩せるダイエットがあります。このダイエットがあるという情報を知るだけでは当然ながら痩せませんので、実行に移す必要があります。
その際、例えば、スマホを使って何処で食事をしたとしても、食事内容を記録できるようにしておくと実効性が高くなるでしょうし、更に言えば、写真も取っておくと分量なども一目瞭然となりますのでよいと思います。
更には、実行して行く段階で、様々なアイデア、つまり、知恵が出てくると思います。
例えば、毎日の夕食後に体重測定を行って食事記録と共に記録しておくことや、その日の歩いた歩数を記録しておくことなど、睡眠時間を記録しておくなどです。これらの情報を元に、ある一定期間実施後に振り返って、最適と思われる運動量や睡眠時間などを導出したりして、記録による効果以上の効果を追加することが出来るようになります。
また、更には、一カ月経過毎に自分の写真を撮るようにしておくと、成果を出したいという気持ちを刺激することが出来るので、大きな効果をもたらすことが出来るでしょう。
このような形で、知識や情報の習得後の実践の段階の中で、知恵を絞って更に大きな効果が出るように改善していくことが可能となります。
知恵としてのアイデアが自分の財産となり、大きな自信につながる
先程のような形で実践の中で生まれた知恵は自分にとって効果の高いことなので、自分にとっての大きな財産となります。このようなことは、日々のルーティーンの中に組み込んでいくことで習慣化することが出来ますので、是非、そのようにして頂けるとよいと思います。
何度もこのブログの中で書いていると思いますが、ルーティンワーク化していくと、頑張らずに長期間実行することが可能になりますので、更に大きな効果をもたらすことになります。
また、長期間継続することが出来ると、その効果は非常に大きなものとなりますし、長期間継続したという事実が自分に自信を与えてくれることになります。本当の意味で自信を持っている人は、長期間継続した実績を持っていることが多いです。
現在、担当しているゼミの学生の皆さんは、成績も非常に優秀な人が多いですが、長期に頑張った経験がある人の割合は非常に高いです。長期間継続した経験は、付け焼刃の根拠のない思い込みによる自信ではなく、本物の自信をもたらしてくれるようになるのだと思います。
考え方もしっかりしていて、物事の実行力も高く、浮ついた所がなくなってくるので、人間力が非常に高い状態になってきます。就職活動も危なげなく結果を出してくるようになりますので、見ていて安心感があります。
長期間継続した経験がない人は、今からでも遅くはありません。就活を目前に控えた学生の皆さんでしたら、就活の準備自体を継続的にやり切っていくだけでも、大分自分に自信が出てくるようになります。「継続は力なり」なので、小手先のノウハウに頼るのではなく、正攻法でやり切っていくことを、まず、覚えてください。
効率化や自動化の話は、その過程でやることが増えてききますので、自然と工夫するようになります。効率化や自動化は手段なので、目的ではありません。