大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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AI全盛の時代はどのような時代になるのか?

ドラえもんのような汎用的な人型ロボットが出来るまではAI活用の世界

 

ドラえもんのような汎用的な人型ロボットの実現は、まだまだ遠い未来の話と言われています。現在のAIは、ある特定の機能の自動化を行うもので、過去のデータを元にした予測(例:売上予測や解約の予測など)や音声認識による会話、画像認識による人の識別などがその中心です。

 

したがいまして、AIによる自動化が行われたものは、段々と人が介在しなくて済むようになっていきます。そこで発生する不安は、職を失うかもしれないという不安です。

 

その点については、柔軟な姿勢を持っていれば、あまり心配しなくてもよいのかと思います。AIが自動化する対象となる人間の仕事は、確かになくなっていくのですが、AIを仕事のパートナーとして活用することで、何かしらの価値を作り出す仕事に人間は集中できるようになっていくと考えるべきでしょう。

 

そうすると、そのような事が苦手だと感じている人は、とても大きな不安感を感じることになるでしょう。しかしながら、1点考えて欲しいのは、そもそも、価値を作り出そうとして試行錯誤した経験があまりないということで、自分にその能力があるのかどうかも、実は分かっていないのではないでしょうか?

 

創造的に何かを作り出すということは、実は何もない所から突然アイデア浮かび上がるわけではなく、学習や経験による情報収集と実際の社会の体験の中で試行錯誤する過程が結びついて、偶然生まれたアイデアをキャッチして、その可能性を追って行動をしてみるという全てのプロセスを経て実現可能となるのでしょう。

 

その中で大きな障害となるのは、最後の実行するプロセスであり、殆どの人は、アイデアを思いついても実行しないで終わってしまうので、何の変化も起こせないということなのでしょう。

 

私の経験上、口では実施したいという人でも、最後の実行の段階で躊躇して実行しない人の割合が非常に多く、その殆どの人が、その時点ではフォローワー型の人材になっているという感じす。

 

しかし、その時点でフォローワー型の人材であっても、自分発で試行錯誤しながら行動していく経験を積んで行けば、そこから脱却することは出来るのではないかとも思います。人間の能力は、それ程大きな差はなく、特徴はあるけれども、その特徴を生かしたやり方を工夫することで、フォローワー型から脱却していくことができ、その結果、新しい末広がりの道を開いていくことは可能となると思います。

 

フォローワー型の方に一番不足している考え方は、「少ない投資(時間・労力・お金)で成果を得たい」という考え方で、「保証がなければ投資をしない」という考え方なのです。その根底にあるのは、自分の可能性を信じていないということでしょう。

 

自分を信じることができないのは、物事を実行した時のリスクを想定して、そのリスクが顕在化した時の対処法を考えていないので、不安感が強くなっている状態だからなのでしょう。更に言うと、そういうことを考えることを面倒に思う心が根本にあるのだと思います。つまり、実は、ちょっとしたことを面倒がってやらないということが根本原因なのではないかと思います。

 

どのような人生を送るかどうかは自分が決めることなのですが、どおせなら、充実した日々を過ごしで、最期の瞬間はやり切ったなという実感を持てる人生を送りたいものですね!