実施することをスケジュール帳に組み込んでルーティン化する
物事を継続するために必要な方法として、一番初めに行う必要があると思われるのでは、スケジュール帳に、実施項目として組み込むことです。忙しい毎日の中で、実施することを単に忘れてしまうことを防止する必要があります。
例えば、トレーニング日の予定であっても、スケジュール帳に書いておかないと、仕事に忙殺される中で、忘れてしまうこともあると思います。また、トレーニングの実施時間帯を設定しておくことで、仕事を早く終わらせる目標となる、あるいは、仕事の調整を行うこともできると思います。
予定そのものの存在を明確に認識できるようにすることが、第一歩です。
2番目に行うべきことは1回の予定範囲を少なめにして余裕を持たせること
スケジュールを設定した後は、1回の分量を少なくすることがポイントかと思います。1回の分量を意図的に多くして、時間と戦いながら生産性をあげる方法もあると思いますが、非常に疲れるので、毎回毎回だと結局は続かないと思います。
緩い考え方だと思いますが、1回の分量を少なめにしておいて、達成感を味わいながら、残った時間で、先取り感覚で余分に進めるという方法の方が、気楽に着手できて進みがよいような気がします。
時間的には、30分くらいで終わりそうな分量にしておいて、1回の時間枠としては、45分くらいに設定しておくと良いのではないでしょうか。人間の集中力はそれほど長くは続かないので、短い集中と休息をワンセットとして、それを、1日に何回か繰り返すようなイメージで行うと、圧倒的なスピードで物事が進んでいきます。
そして、例えば、全3回で完了するという予定を立てていた所が2回で完了すると、1回分の時間枠がご褒美のような感じで空くので、非常にうれしい感じがします。その1回で、投資的な仕事をするのもよいですし、リラックスタイムに当てるのもよいでしょう。
先取り感覚で進めることができると、自分の時間をコントロールできている感覚になり、余裕を持った対応が出来るのですが、時間ぎりぎりで何とか完了することが連続すると、精神的に追い込まれた感があり、ストレスを強く感じます。
ある種のイメージトレーニングのようなことですが、小さな達成感を連続的に味わいながら活動していく方が、精神衛生上良いと思います。
3番目にすることは達成度を70~80%程度でもOKとすること
どんどんと緩くなっていって申し訳ないですが、3番目にすることは、1回の予定の達成度に100%を求めないことです。70~80%でOKとしましょう。
ここまで書いてお分かりかと思いますが、継続するには、どれだけハードルを下げるかが勝負です。理想的には、息を吸うのと同じくらいに、抵抗がなくなるようにしていくことが一番良いです。
心理的な抵抗が少しでもあると、そこで躊躇する瞬間があるとストップしてしまう可能性があります。もっと、いうと、頑張らないと出来ないことは、長期間継続することが、より難しくなります。
目的をもって頑張ることが必要なことは、例えば、1ヵ月のような短期間で期間を区切って実施すると良いですね。もしくは、1週間に1回とか、2週間に1回くらいなら、頑張ったという記憶が薄れた頃に、フレッシュな感覚で取り組めるので、継続できると思います。
スケジュールを決め、範囲・分量を少な目にして達成感を味わい、達成度の目標も低めに設定することが、長続きする秘訣だと思います。