大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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体調管理は、日々の就活・仕事でも最優先事項です!

体調管理はすべての事柄に優先する!

 

当たり前のことかもしれませんが、体調管理はすべての事柄に優先します。しかしながら、私たちは、忙しい日々の生活の中で、そのことを忘れてしまうことが多いのではないでしょうか。

 

特に、若い年代の人は、健康であることが当たり前の状態である人が多いので、体調管理ということにあまり大きな意味を見出すことができずに、無頓着になっているケースが多いと思います。

 

まず、1点お伝えしておきたいのは、「健康である」ことと、「体調管理」は、必ずしも同じことではないということです。「健康である」のは、色々な表現方法があると思いますが、病気・持病がなく、健康診断の結果も良好で、特に治療の必要がない状態であると言えます。日常生活に支障がない状態といっても良いかもしれません。

 

一方、ここでいう「体調管理」は、「健康である人」が、バランスの良い食事による栄養摂取、適度な運動による良好な血液循環の確保、規則正しい生活による良質な睡眠の確保、などによって、「健康である状態」の上に、更に良いベストの状態を作りだすことによって、「仕事や勉強などのパフォーマンスを最高の状態」に出来るようにすることです。

 

この2つの点を明確に分けて、「体調管理」を行っていくことの必要性を理解することが、仕事や勉強のパフォーマンスをあげることにつながっていきます。

 

バランスの良い生活スタイルが長期的には成功につながる

 

体力のある若い年代の時には、睡眠不足でも、沢山の仕事や勉強をこなすことが出来てしまいます。それ故、体調管理について深く考えずに、そのような形のまま「頑張ってしまう」ことが出来てしまいます。

 

しかしながら、ここで1点考えて頂きたいのは、その状態で、就活でも仕事でも勉強でも本当に最高の結果になるかどうかということです。

 

もう少し、踏み込んだ表現をしますと、「頑張ること」は、あくまでも良い結果を出すための手段なので、それ自体が目的ではなく、「現時点で自分が出せる最高の結果を出せているかどうか」を考えてみてくださいということです。

 

「体調管理」をした場合としない場合を同時に実行して比較することは出来ませんので、分かりづらいかもしれませんが、「体調管理」をきちんとして、仕事や勉強の時間を少なくした方が、成果があがると思います。

 

例えば、受験勉強が分かりやすいので、これについて考えてみます。授業を含めて、1日12時間の勉強をするとしますと、それ以外の残りの時間が、12時間となり、食事や入浴などのその他生活にかかわる時間が3時間くらい、学校に通う時間が往復で2時間としますと、残り時間が、7時間となります。そして、その7時間を睡眠にあてた場合には、机上では、何とか出来ると判断することもできます。

 

短期間だけでしたら、このような生活でも何とか頑張れるかもしれませんが、その時の勉強の質を考えると、集中して効果の上がる勉強にはならない可能性もあります。

 

そこで、12時間の勉強を10時間に減らして、その時間を軽い運動や趣味の時間にあてます。更に、食事のバランスを考えてきちんとした食事をとって体力の回復にも気を配り、睡眠時間を7時間は死守して、生活全体のバランスを整えます。

 

このような形にした方が、例えば、1年間という長期の場合には、結果が大分良くなると思います。

 

「必死に頑張ること」が目的になっていると、効果や成果があがっているかどうかに関わらず、「勉強の時間を増やすこと」だけに終始しがちですが、「効果や成果があがっているかどうか」を確認・検証しながら、良くない点を少しずつ修正していく思考が長期的な成功をもたらすと思います。

 

時には、なりふり構わず頑張る必要もありますね!

 

但し、人生には、そのようにはいかない勝負所の場面が出てきますので、そのような場合は、食事と最低限の睡眠だけ確保しながら、仕事や勉強に打ち込む必要がある瞬間もありますので、そのような時は、期間限定で頑張って頂ければと思います

 

色々な雑誌等の記事をみますと、ある一定の仕事上の成果を上げた人たちは、20歳代~30歳台の前半の頃には、集中して仕事に没頭した時期があることが多いようです。それも、自分の得意分野の仕事だけではなく、ありとあらゆる種類の仕事を行っていたことが多いようです。

 

この点についての理由を考えますと、大きな仕事も細かく小分けすれば、結局は、ありとあらゆる種類の小さな仕事の集合体になりますので、過去の仕事の経験が複合的に生かされることになるからだと思います。

 

今は、働き方改革で、働く時間の上限がきまってきていますので、働く時間は、成果に直結する仕事を優先して、そうでない仕事は、カットしていく方向にあります。そのようなカットされた仕事の中には、将来の仕事に結びつく経験となるものも沢山あると思います。

 

逆にいうと、これから将来のある人たちは、自分のキャリアを自分で作っていくために必要な知識や経験を身に着けることを、通常の仕事の時間以外に自分で意識して行う必要があるということです。

 

色々な研修もそうですが、本を読んだり、人の話を聞いたりして、今までは、仕事の中で先輩や上司から自然に得られていた知識や経験も、自分で意識して得ていく時代になっているということです。

 

その場合に必要なことは、仕事を遊びのように無我夢中で取り組めるようなものにしていくということが必要になってくるのではないでしょうか。

 

はじめから遊びのように働くことは難しいですが、自分の担当している仕事の中で工夫できる箇所を探して一つ一つ改善していくことで、自分の手で変えられる所を変えていくと、小さな子供の頃に感じていた「できないことができるようになった時の面白さや喜び」を感じられるようになり、だんだんと無我夢中に取り組めるようになってくると思います

 

その結果として、自分の能力が飛躍的に向上で、本当に楽しくなってくると思います。そうすれば、あとはしめたものです。

 

「遊び」という言葉は、ある一定年齢の人には、あまり良い印象を持たれないかもしれないですが、これからの時代は、「遊び」のように働かないと成果を出すことが難しくなる、ある意味、厳しい時代に日本もなりつつあるということだと思います

 

世の中全体が、ワークライフバランスという形で働き方改革の方向に進んでいますが、個人の観点で見ると、そのような割り切った働き方をしていては、将来のキャリアを描くことが難しい時代だということです。

 

仕事と余暇の遊びに境界を設けずに、遊びのように仕事をして、余暇の中で見たり聞いたりしたことが仕事の中に活かされていく形で生活していく時代になってきているということです。(笑)

 

その為には、体調管理をして、ベストな体調にしておくことが何よりも大事なことです!体調が良くないと、楽しいと感じられることも感じられなくなってしまいます。