大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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長期的な成長のためには習慣化と仕組み化が必要です

成長を実感できるのは、早くても2~3か月後くらいからの場合が多い。

 

何か新しい取り組みを始めた時には、すぐに成果を求める気持ちになってしまいます。それは、無理もないことだと思います。私もそのような気持ちになることがあります。

 

特に、若い年代の時には、活動した瞬間に成果が出て欲しいと思うことが多いと思います。誰もが同じ道を通ると思います。

 

しかしながら、新しい取り組みを始めた後に目に見える明らかな効果が出てくるのは、2~3か月後くらいのことが多いかと思います。

 

それは、新しいを進めて成果が出るまでに複数の要因が改善・解決される必要が多いことに起因すると思います。

 

例えば、資格の勉強をする時には、まず、最初に、その資格を取ることでどのような効果があるのかを確認すると思います。例えば、弁護士や会計士のような資格を持っていることで初めて開業出来るような資格もありますし、そこまでいかなくでも、情報処理関係の資格のように、その業界では一定の信用がおかれている資格もあります。その資格を取ることでで、自分の狙った効果が得られるのかを確認します。それが、目的の設定につながります。

 

次に、資格試験の制度と勉強範囲を確認し、ある程度のスケジュールを立てることをするでしょう。また、独学で学ぶのか、スクールにいって学ぶのかを決める必要があります。スクールに通う場合は、複数のスクールを選択して、何処に通うのかを決める必要もでてきます。

 

それから、勉強開始となります。独学の勉強の場合には、試験範囲全体の骨組みを理解するのに、目次を把握しならが、各章には、何が書いてあるのかを大まかに把握することになると思います。

 

その上で、インターネットの情報や書籍の情報を元に、試験の際には、どの部分が重要なのかを把握することも行うでしょう。社会人の場合、持ち時間が十分にあるケースは少ないと思いますので、重要度の高い所を重点的に勉強していく必要があります。

 

このような本格的な勉強を行う前の準備工程だけで、働きながらですと、一カ月くらいはすぐに経過しまうと思います。

 

そこから本格的に勉強開始して、1~2か月くらいたったら、ある程度の勉強が進んだ状態になってくるので、勉強の効果もある程度実感してくると思います。準備工程を含めると、2~3ヵ月くらいは経っています。

 

新しい取り組みを習慣化する工夫により長期間の継続が可能となる

 

どの様な新しい取り組みでも、最初の2~3ヵ月くらいは、勢いで何とか出来てしまうと思います。しかし、その後は、中だるみの時期がきて、そこで気を抜くと、勉強しないようになってしまう可能性も出てきます。

 

1日が2日になり、1週間になり・・・、という感じで、ついには、止めてしまうといことになる可能性も十分にあります。

 

そうならないためには、習慣化と仕組み化が必要です。

 

まず、習慣化ですが、例えば、先程の資格の勉強のようなものの場合は、朝の通勤の時にテキストを読めるように、前日の夜に、テキストもしくは勉強予定の範囲のコピーを鞄の中に入れておき、通勤時間に勉強します。

 

あと、昼休みに、15分だけ勉強します。例えば、朝の通勤時間に勉強した内容を思い出す復習を行ったりするのも良いと思います。

 

そして、帰宅後は、ぬるめのお湯で半身浴をしながら30分くらい勉強するようにしたりします。

 

1日3回ぐらいに小分けにして、勉強時間を確保します。習慣化をする際に工夫すると良い点は、今までは何もしないでボーッとしていた時間を活動に振り向けるということです。帰宅してからまとめて活動するというようなやり方は、継続できないことが多いです。どうしてもまとめて活動したいという場合には、朝型生活にして、朝一の時間をその活動にあてましょう!

 

次に仕組み化の話です。忙しい毎日を過ごしていると、活動すること自体を忘れてしまったりすることがあります。まずは、その点をなくすように工夫をしていきます。

 

最低限行うこととして、スケジュール帳に毎日の活動項目として入れておくことと、先程の資格試験の例ですと、仕事が立て込んでいる時には、昼休みの勉強自体を忘れる可能性がありますので、毎日アラームで通知するように設定をするなどしておきます。

 

紙ベースで勉強することが好きな人は、テキストのコピーをまとめてしておいて、前日の夜にそこから翌日の勉強分を取っていって、鞄の中に入れることが出来るようにしておきます。また、そのコピーは、いつも鞄を置く場所の横などの目につく所において置いておきます。鞄を持つときに目に入る所に置いておくことで、鞄に入れ忘れることを防止することができます。

 

電子化することが好きな場合は、テキストを解体してページ毎にバラバラにしておき、スキャンしてスマートフォンの中に格納しておきます。

 

このような細かい工夫をしておくことにより、実施することの防止や準備作業のルーティーン化を図り、あまり考えなくでも実施できるようにすることが出来ます。

 

習慣化や仕組み化の際に必要なのは、「自分が覚えている必要がること」や「細かい管理をしないといけない状況」を出来るだけ減らし、実行の際のハードルをどれだけ減らせるかが重要なポイントです。

 

そして、休息や睡眠、余暇の時間を出来るだけ減らさないようにすることも重要です。これを削ると、長期的な実行がつらくなるので、止めておいた方がよいです。