大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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恐怖感を和らげながら価値観を更新する方法

染みついた価値観を変えるのは容易ではない

 

今までの経験の中で培われた価値観を、一瞬でアップデートするのは、口で言うほど容易なことではありません。人から聞いたり、書籍などの情報源から入ってくる新しい価値観に関わることを、すぐに取り入れて使うことは難しいです。理屈で納得しても、それを心底同意して、日常的にその価値観で行動できるかというと、やはり時間が必要です。

 

理屈を頭にインストールした後、それを活かすことが出来る場面に遭遇して、その価値観に基づいて行動することを行ってみて、それを強く時間し、効果を認めることができて、初めて心情的に同意することができるようになります。それを何度か繰り返すことで、本当の意味での自分の価値観となっていくのだと思います。

 

その工程を意識して、トライ&エラーを繰り返すことが必要です。その結果、価値観がアップデートされていきます。

 

恐怖感と戦うことも必要

 

そのような思考・行動を、実害の伴う仕事などの場面で実行する場合は、ある種の恐怖感と戦うことになります。この恐怖感は、自分の経験の外に出ていくことを行ったことがない場合に発生することが多いと思いますが、何度も経験することで和らいでいきますので、あまり心配しなくてもよいと思います。多くは、自分が作り出した幻の恐怖なので、経験不足からくるものだと思います。

 

ただ、恐怖感が強すぎる場合は、自分の経験からはあまりにも遠すぎるものだと思いますので、一足飛びに進めるのではなく、いくつかのステップに分割して進めることで、恐怖感を和らげることができます。最初は、細かいステップで進めて行き、次第に、そのステップ幅が大きくなってくるのだと思います。

 

そのような形で自分をコントロールしながら、自分の領域の外に出ていく訓練をすることで、次第に自分の器を広げることが出来るようになってきます。

 

このようなプロセスを教育の中で作っていくことも非常に重要なことなのです。