大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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熱中することの楽しさを伝える

物事に長期間打ち込めるのは楽しんでいるから

 

何事もそうですが、長期間、物事に打ち込んでいる人は、それが本質的に楽しいからそうしているので、苦しいことを我慢して行っているという訳ではないと思います。メリットとデメリットを上げて、メリットを見ながら実施しているというような、いわゆる義務的な仕事の世界の話とは違うと思います。

 

もちろん、そのような人でも、やりたくないと思う時もあるのだと思いますが、少し始めてみると、そのような気持ちを忘れてしまい、集中していくのだと思います。そして、そのような人は、実力の向上が早くて度合も大きいので、それがますます、熱中させる要因となっていくのでしょう。

 

一度でもこのような体験をする人は、そのようなメカニズムが働くことを強く実感しているので、どのような分野のことを始めても、どのような分野でも楽しみを見出して、急速な成長を遂げていくのでしょう。これが出来るようになれば、どのような状況になっても、局面を打開できるようになっていくと思います。

 

楽しむということに対して拒否反応を示す世代や人たちがいるのは承知していますが、義務感いっぱいで嫌々やっている人たちと、心底楽しんでやっている人とは比較にならないので、楽しむということに対してプラスのイメージを持っておくのは、生きる上で非常によいことです。

 

自分がストイックと感じるには、嫌々やっている証拠

 

逆に、自分がストイックと感じるには、嫌々やっている証拠と言えます。言葉の持つイメージというのうは非常に大きいのですが、自分でストイックにやっていると思ってしまうと、それが急に苦しいものに感じるでしょうし、楽しいというイメージを頭の中に描けば、ストレスなく活動していけるし、それが集中力を増す要因となります。

 

人間には感情があり、言葉によって感情が喚起される側面があるので、言葉の使い方は重要です。義務的な言葉を常に発していると人生が義務的に感じられるし、面白いと常に発し続けると、面白い人生となっていきます。

 

もちろん、人生の過酷な側面も承知しておりますし、私自身は、どちらかと言えば、過酷といえる人生を送ってきた側の人間ですが、そうであればあるほど、面白いと発し続けることが生きる力を喚起してくれたと実感しております。これは、教育の中でも非常に重要な観点ですので、意識して面白いと学生の皆さんに発しています。

 

結果として、外からみるとストイックに見えるかもしれませんが、本人からすると楽しくて仕方がないので、長期間継続できるのだと思います。注意点としては、そう思えない時もあるのですが、その時は、心身が何かしらの原因で疲れている可能性が高いので、何もせずに休息する時間も必要です。楽しいことでも、ストレスは発生しますし、疲労も発生するので、そこを上手く回復させることは、盲点ですので、意識してやっていく必要があると思います。

 

過労死する人は、実は、前向きに楽しんでやっている人で、本人が無理している感覚がない場合が多いという説もあります。この点は、注意する必要がありますね。