大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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新しい構想を考えることは、自分の器を広げること。

新しい構想を考えること自体は楽しいことだが..

 

新しい大きな構想を考えること自体は、非常に面白いことではあります。しかしながら、その中で当事者意識が芽生えた瞬間から、ある種の苦しさがつきまとうようになります。実現性を考えるようになってくるからです。自分の現在の能力や実績を元にしたやり方では、到底できないことであるので、息苦しさを感じるようになってきます。

 

ここからが重要ですが、そこから更に踏み込んでいって、不足部分を学びながら、構想を具体化していくプロセスを進めていくことが重要でしょう。ここから先は、本当にその構想を実現したいかどうかという熱意や意思が問われてくるフェーズに入っていきます。

 

そのフェーズを苦しみながらも進めていく過程で、自分の人間としての器であったり、スケールの大きさを養成していくことにもつながっていくことになります。

 

当事者として構想を考える

 

当事者として構想を考えていくと、様々な壁に突き当たります。自分の知識不足であったり、経験不足からくる不安感などであったりします。しかしながら、それが良いきっかけとなり、試行錯誤して自分の器を広げながら構想を進めていくことができます。

 

アイデアを発想する技術的な方法を学ぶことも有効ではありますが、その発想法を用いることで最終的な実現可能な構想を考えていくことができるようになります。結局の所、泥臭くて現実的に進めていく苦しいプロセスが、どうしても必要になってきます。その時に、必要となってくるのが、強い熱意であり、意思です。

 

効率的に成果を出すという発想とは真逆の考え方で、どのような困難な状況が待っていても、必ず一定水準を超える形で成果を出し、実現するという考え方が必要です。構想をリアルに詳細に考えれば考える程、それを実行したくなり、また、成功確率が上がってくるというものだと思います。

 

その時に注意しなくてはいけないのは、漠然としたレベルの思考をいくら積み重ねても何も生まれてこないということです。その思考は、結局の所、最初から確率良く、失敗や苦労せずに成功を追い求めていることになるからです。ここを分からない限り、大きな成果を得ることはできないでしょう。生き方そのものが問われてくるのです。