大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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学生という意識を無くしてチャレンジする必要がある

新卒 一括採用が段々となくなる可能性もある

 

ジョブ型の制度が企業に広まっていくと、新卒一括採用の制度は段々と無くなっていく可能性があります。ジョブ型の制度は、基本的に即戦力採用なので、経験を積んだ分野での採用となります。

 

したがいまして、未経験の人を採用するという文化ではなくなるので、新卒学生にとっては、今以上にハードルが高くなってしまいます。アメリカのように、大学生のうちから見習いとして企業で勤務して経験を積み、認められて初めて正規の社員として就職するという形になります。

 

これはこれで良い面もあるとは思いますが、日本の場合は、何に対しても変化が遅いので、企業側は変わったけれども、大学の方では、それに配慮した形での教育が行われるかというと、なかなかならないのではないかと思います。

 

現時点では、大学入学後、3年後には就職活動となりますが、いつ、そのような変化が起こるか分からないので、それへの対応の可能性も含めて、学生という意識を捨てて、何かしらの社会的活動を在学中から行っていくと良いと思います。不安感がある現状を利用して、積極的に踏み出すことによって、社会的な活動能力を得る方向に舵をきっていくのです。

 

学生の皆さんは、まだまだ、これからの人生なので、現状維持の守りの姿勢ではなく、チャレンジする姿勢で何事も取り組んでみるとよいと思います。

 

世の中に出ると学校での勉強能力は一部分にすぎない

 

日本の教育の欠点でもありますが、教わった範囲のことをスピーディーに正確にこなす能力、つまり、学校での勉強の能力以外の養成も非常に重要です。社会に出ると、総合力での勝負となりますので、学校の勉強以外に必要な能力は、基本的には、自分で獲得するという意思を持っておく必要があります。

 

企業側も、そのことは意識しており、ダイバーシティーが必要な世の中となってきておりますので、多様な人材を採用する方針の企業が増えてきておりますので、学校の勉強が苦手でも採用される方法はありますし、あきらめる必要は全くありません。

 

ただ、今後は、AIを活用する社会になり、ITへの依存度が飛躍的に高まりますので、そういった方面の勉強は、必ずしておくべきことです。もちろん、苦手な人に開発を勧める訳ではなく、利用・活用の能力を最低限はみにつけて欲しいです。

 

社会で役に立つ勉強は、自分自身にダイレクトに返ってくる勉強なので、やりがいもありますし、楽しくもあります。学校のテスト勉強が苦手でも、このような勉強ならば、やる気も出てくるでしょう。