大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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就活は社会勉強の良い機会でもある

就活は色々な業種の会社の中に入って様子をうかがえる貴重な機会

 

就活を行っている人にとっては、それどころではないと言われそうでありますが、社会人になると、他の会社の中に入って、その会社の話を聞いたり、職場見学を行ったりする機会は、滅多にあるものではありません。

 

例えば、工場の中に入って実際に作業をしている様子を見学する、あるいは、会社のサーバー室と呼ばれるコンピュータのハードウェアやネットワーク関連機器が沢山ならんでいる所に入って、中の様子を伺ったりするなど、通常では見られない所を見たりすることが出来るので、非常に面白いです。

 

私のゼミの学生の中には、就活自体は大変だけれども、色々な所にいって普段見ることができないものを見て回る、ある意味、小旅行のような感じで楽しんでいるという人もいます。就活の結果については、良い場合も、よくない場合もあると思いますが、そのような姿勢で、大変な状況の中でも楽しみを見出して頑張るという姿勢は、その後の人生に大きく役立つものだと思います。

 

就活は社会勉強の機会でもある

 

また、就活の説明会や面接の時になって初めて、社会人の人と深い内容の話をするようになったという人も結構いるのではないかと思います。学生時代には、アルバイトで社会人と話をすることもあるとは思いますが、それでも、あまり本質的な話をする機会は、そうそう多くはなかった場合が多いのではないでしょうか。

 

就活を目前にして、自分の進路を考える際に、始めて自分の内面を見つめなおして、色々と考えるようになって、ようやく、人と深い話が出来るようになるのだと思います。

 

人間は、経験してみないと物事を本当の意味で理解することは出来ません。就活の準備を始めて、本当の意味で自分の今後の人生について当事者意識を持って考え始めると、そこから本当の意味での大人としての社会人への第一歩が始まるのだと思います

 

就活が社会勉強の一つの大きな手段であるということが分かると、内定を得るか・得られないかの刹那的な考え方から脱却することが出来るようになり、1つ1つの採用試験が自分の可能性を引き出すことにつながる場であると思えるので、面接官との会話の中から勉強することも出来るようになってきます。

 

世の中に出て必要とされる人材になりたければ、経験するすべての事から意欲的に吸収しようとする姿勢が必要であり、そのような姿勢を持ち続けることが出来れば、間違いなく、いつか、引く手あまたの人材になることが出来るでしょう。

 

自律的な人材が会社や社会から必要とされる

 

自分の人生について、当事者意識を持って考えて行動することが出来るようになってくると、つまり、自律的に考えて行動できる人材となると、急速に自分の能力が向上していき、その結果として、様々なチャンスが舞い込んでくるようになり、自分の置かれた環境が大きく変わることも出てくると思います。

 

特に、会社では、本当の意味で、自分で考えて行動し続ける人材というのは、非常に重宝されます。なぜ、「し続ける」と書いたかといいますと、新卒で新しく会社に入社した時には、個人差はあると思いますが、基本的には、前向きに頑張って行こうと思っている人が多いと思います。

 

しかしながら、組織に入ると、負の側面の弊害がどうしても出てくるので、それに負けてしまってやる気を失ってしまう人も出てきます。これは、どの組織でも、多かれ少なかれ必ず出てきます。人が沢山集まることによって発生する、避けられない状況です。

 

その細かな点は、非常に泥臭い話になってくるので、あえてここでは書きませんが、それに負けてしまわないようにするためにも、自らで自分自身を自律的にコントロールする術を身につける必要があります

 

組織の負の側面によってマイナスの影響を受けても、その影響を受けた時のマイナスの感情もまま行動してしまうと、それが、自分の仕事に対するマイナスの評価として返ってくるという、ある意味、理不尽な状況になってしまいます。

 

組織に入って長期的にキャリアを歩んでいく場合は、そういった負の側面の弊害にも負けない精神が必要になってきます。これは、実は、非常に難しいことですので、新入社員だとなかなか上手くいきませんが、ある一定の年齢に達するまでには、身に着けて実践できるようにしておきたい考え方です。

 

私がこのブログで書いていることは、誰でも少しだけ頑張れば実行できる内容ばかりです。このブログで読んだことを少しでも実行し、人生が上向きになり、その結果、社会に良い影響を与えることが出来る人が少しでも増えれば、非常にうれしいです!(笑)