大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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投資的思考・行動は未来志向で生きることです

 

投資的思考・行動はどのようなものか?

 

投資的思考・行動は、時間やお金などを将来の成果を出すために前もって使う思考・行動のことです。「投資」という言葉にあまりよい印象を持たない人もいるとは思いますが、ここでいう「投資」は、よりよい未来を作り出したいという想いからくる行為です。

 

その「未来」の中には、自分の未来もありますし、自分以外に人の未来もあります。また、所属する組織や社会も含まれることもあります。未来をよりよくしていくという、広い意味での前向きの活動のことですので、そのように捉えて頂けるとありがたいです。

 

若い年代の時には沢山の量の活動が可能であるので、時間的な投資という意味で多くの経験を積むとよいと思います。仕事でもそれ以外でもよいので、活動量を増やして経験値を上げていくことを意識するとよいと思います。

 

逆に、お金については、余裕がない人も多いので、あまり無理しないでも大丈夫だと思います。若い年代の時には、「投資」の必要性を理解しにくいので、お金をつかうことはしにくいかもしれませんが、時間を使うことは苦にならないので、まずは、時間を投資していくことから始めてもよいでしょう。お金に関しては、許す範囲で大丈夫ですので、本は是非読んでください。本は、わずかなお金で自分以外の人の体験を疑似的に行うことが出来るので、非常に費用対効果の高い投資になります。参考になる本は、何度も何度もぼろぼろになるまで読むとよいでしょう。

 

お金に余裕が出てくる年代になると、逆に、時間的な余裕がなくなるので、時間を買うというような発想でお金を投資していくということも必要になってくると思います。

 

例えば、パソコンを最新の機種に適宜更新していくことで性能もアップし、沢山のソフトウェアをインストールして効率化を図れるので、高性能の機種を購入していく方がよいと思います。そのことにより、作業スピードを速くする、あるいは、様々な便利な機能を使うことで作業時間を短くすることができるので、その分自分の時間を生み出すことが出来るようになります。

 

また、パソコンにディスプレイを複数台接続して1つの横長の大きな画面とすることで、複数のソフトウェアやウェブブラウザなどを並列に表示することができます。それによるパソコン作業の生産性の向上は非常に大きなものになります。

 

それ以外には、健康やストレスの解消などにもお金を使うことでリフレッシュすることが出来て、仕事の生産性を向上させることもできまし、将来の健康につなげることもできます。もっと言えば、タクシーに乗ることで移動の時間を仕事の時間に変えることもできます。

 

時間やお金を使うことで、より大きな効果を得ることが出来るので、その意識を持つことは非常に重要なことだと思います。

 

未来志向で明るいビジョンを描くことで投資的な思考・行動が可能となる。

 

未来に対して楽観的なイメージを持つことができるようになることで、投資的な思考・行動が可能となります。未来に対して悲観的なイメージしかもっていない場合は、より制限された範囲の未来しかイメージできないため、現状よりもよいイメージを描くことができません。その為、投資的な思考・行動を無駄なものとして捉えることになりかねません。その結果、余分な思考・行動をしないことが、最も合理的な選択になってしまう可能性があります。

 

このような思考・行動が当たりまえになってしまうと、自分の道を開くというような発想にもならないし、よりよい未来を創るという発想にもなりません。現状を維持することが目的となります。世の中で生きていると、現状の維持は、長期的にみると衰退という結果になりますので、自分の人生そのものが先細りの人生になっていき、非常に苦しい人生になっていきます。そのような負のスパイラルに陥ると、そこから脱却することがどんどんと難しくなっていきます。

 

未来にたいして楽観的なイメージを持つ方法としては、逆説的な方法になりますが、小さな経験を沢山して、「失敗してもたいしたことがない。」ということを、身を持って知っていくことが大切だと思います。

 

最初から楽観的なイメージを描ける人はほかっておいても大丈夫ですが、そうではない人に楽観的なイメージを描いてと言っても現実的には難しいと思います。悲観的な人は、リ失敗した後に大変な状況になることを恐れますので、「失敗しても大変な状況にはならない。せいぜい、上司に小言を言われるか、失敗の後始末を自分で行う必要が出てくる程度である。」ということが分かれば、気軽にチャレンジが出来るようになってきます。

 

また、そのチャレンジの過程で、慎重であることのメリットも感じられるので、自分の特性を生かしたチャレンジの仕方を見つけることも出来るのでしょう。一人でチャレンジすることが難しければ、最初は、グループの一員でのチャレンジでもよいと思います。

 

まずは、自分が行動出来る条件を発見して、その条件を整える工夫をして自分が行動出来るように仕向けていき、失敗経験を多く積むことから始めてみては如何でしょうか?小さな失敗を沢山経験すると、恐怖感がだんだんと消えていきますよ!笑