長期的な目的の設定は最重要です
長期的な目的の設定は、人生において最重要といっても過言ではないと、私は思っています。しかしながら、明確に人生の目的を持っている人は、稀ではないでしょうか?私自身も、人生の過程の色々な段階で、人生の目的と思っていたことがありますが、ある段階になると、それが変わってしまうことも度々ありました。本当の人生の目的が何かというのは、明確には言えません。
しかしながら、それも良いのではないかと思っております。その時々に、人生の目的と思っていることがあれば、その実現に邁進することが可能であり、それが様々な変化を呼び起こし、充実した人生に繋がるということだと理解できるからです。
したがいまして、人生の目的と思える長期的な目的を設定していくことは、非常に意義深いことだといえると思いますので、是非、皆さんも、長期の休みの期間があれば、それまでの自分を振り返って、考えてみることをお勧めします。
一方で短期的な思考・行動も疎かにできない
長期的な目的が明確になると、それを実現するプロセスを考えて実行していくことになります。100%実現できる道が明確に見えれば、一番合理的であると思いますし、簡単な話ですが、それは不可能です。従いまして、大まかなプロセスを考えながら、今実施すべきことに取り組んでいくという方針になります。つあり、短期的な目標を定めて、それをクリアするということです。
短期的な目標なので、出来るだけ短期間で実現を図りたいですが、思考・行動の様式を最適と思われるものにするとよいでしょう。例えば、営業の新規開拓のような場面では、思考を深めるよりは、まずは、多数の人に会うことから始めるというようなことです。一方、エンジニアのような場合には、時間とお金を投資して、経験者から学ぶために研修を受けるというようなことです。このようなことは、その場面に応じて最適と思われることをスピーディーに実行していくということです。
短期的なトライ&エラーを繰り返していくと、少し長いスパンでどうすべきかが見えてくるので、時間軸を少しずつ伸ばしながら、思考・行動を積み重ねていくようにしていくとよいでしょう。最初から、長期的な目的を達成する方法は分からないので、初動を早くして、負荷が高くても頑張ってある程度やり切ってしまい、長期的な目的を達成する道が見えてくるまで頑張るということが大切です。このあたりの話は、人生の中でも非常に泥臭い時間なのですが、ここを避けずに真正面から取り組み、その期間を出来るだけ短期間で済ませるということが大切なことだと思います。更にいうと、この泥臭い時間を過ごしていることに価値を置くのではなく、短期間でやり切ることに価値を置くことが重要だと思います。