大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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仕事=楽しみ+生計を立てる手段

 

仕事は義務の部分と楽しみの部分から構成されている

 

仕事についたばかりのキャリアの浅い時点では、仕事の能力を養成している段階ですので、仕事が大変と感じる人も多いのではないかと思います。その時には、仕事は生計を立てる手段の意味しか持たないことも多く、楽しいと感じることもあまり多くはないかと思います。それが自然な反応だと思います。

 

初期の段階では、何事も同じようなものです。そこを我慢して継続していると、次第に能力がついてきて、成果が少しずつ現れるようになってきます。そして、ある時、大きな結果が出てブレイクスルーが訪れます。過去に何かに打ち込んだ人は、そのことが分かっているので、初期の大変な時期も頑張ることが出来ると思います。ここが、非常に大きなポイントです。

 

小さな成功体験で良いので、自分なりの成功の経験を持っていると、そのプロセスを体験していますので、明るいイメージを描きながら、大変な時期の努力を重ねることが出来るのです。

 

また、成功体験と言えるものがない場合は、この文章の内容をよく理解して覚えておいてください。そして、ある程度の成果がでるまで、今行っていることを継続してみてください。一度、体験することが出来れば、それ自体が大きな財産となり、今後の人生の中で、自分を後押ししてくれるようになるでしょう!

 

仕事の楽しみは仕事の中身ではなくプロセスにある

 

仕事の楽しみは、個人的には、仕事の中身というよりは、仕事のプロセス自体になるのではないかと思います。一度、今現在行っている仕事の中身を考えてみましょう。人に対して説明する部分や人とコミュニケーションを取る部分、文章や書類を作成する部分、何かの調査を行う部分、お客様先へ出向く部分など、細かく分類すると色々な要素に分解することが出来ると思います。

 

それぞれの部分は、特別楽しいものかというとそうでもないと思います。どのような仕事でも同じような構成要素で構成されており、仕事の種類によって、ある特定の要素の割合が多かったあと、一部だけが特殊な要素になっているとかいうことだと思います。

 

 

そう考えていくと、仕事の楽しみは、仕事の内容ということではなく、それまでに出来なかったこと、例えば、「初めてお客様に商品を売ることができた」とか、「どうしても解決できなかった問題を解決する方法を思いついた」などという、仕事のプロセス自体にあるのではないかと思えます。

 

そのように考えると、仕事が楽しいとか楽しくないという風に感じるのは、自分の創意工夫が不足しており、取り組み方に問題があるという話なのではないかという話になってきます。つまり、仕事を楽しくできるかどうかは、自分の姿勢次第ということになってきます。

 

仕事が楽しくなれば人生も楽しくなってくる

 

仕事の時間は、起きている時間の中で食事などの生活自体にかかる時間を除くと、かなりの時間になると思います。特に、現場で働く若い年代の人の場合は、日によっては、殆どの時間が仕事の時間であるということも珍しくはないでしょう。

 

その仕事の時間が楽しければ、当然、楽しいと感じている時間がとても長く感じられるので、人生が楽しく感じられるようになってくると思います。

 

更に、人生が楽しく感じられるようになってくると、今までの物事の見方や考え方なども、大分変ってくると思います。人生が楽しくなってくると、余裕を持てるようになってくるので、人に対する接し方も変わってくると思います。すると、仕事の成果もさらに出やすくなってきたりして、良い循環になっていくと思います。

 

仕事を始めたばかりの初期の頃に、如何に頑張って実力をつけて成果をあげるかによって、その後の長い人生が変わってくるので、この時期には、仕事に割く時間を出来るだけ多くして、人生の基盤を作るようにしたいものですね!