大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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計画的に「自信」を養成していくことが重要です

自信とはいったい何か?

 

自信とはいったい何かを問われた時には、皆さんなら何と答えますでしょうか?これほど、重要なものである一方、答えがあいまいになる質問も珍しいですよね。

 

「自信を持ちなさい!」と言われますが、その方法を教えてくれる人はあまりいないですよね。そもそも、「自信」とはいったい何かもよく分からないですよね。

 

そこで、オセロゲームのように、白と黒のコマが沢山乗っている盤面が自分の人生だとして、白が知っている事や理解できること、黒が知らないことや理解できないこと考えてみるのはどうでしょうか?

 

人生の中で様々な経験を積んでいくと、真っ黒だった盤面が段々と白に置き換わってきて、白い駒の数が多くなってきた時に、遠くから見ると全体が白に見えてくる感じが、「自信がある状態」なのではないかと思います。

 

「根拠のない自信が持てる人」は、それをトリガーとして行動していって、経験値を上げていけば良いと思います。しかしながら、それが出来ない人の方が多いので、そういう人にとっては、先程のオセロの盤面ように自信と捉えることで、小さな白駒を作っていく作業を行っていくと良いのではないかと思います。

 

私の場合は、理系人間ということもあり、この考え方がしっくりくるので、自信が持てなくなった時には、この考え方を思い出し、これまでに積み重ねたことを思い出すと、自信が復活してきます。

 

これ以外にも、しっくりとくる考え方があれば、それでももちろん良いと思いますし、もし、それがあれば、私にも教えて頂けると嬉しいです。

 

ポイントの一つは、根拠を自信に結びつける方法を考えるということでしょうか?「自信」は、結局は、イメージであり、自分の中に自信のあるイメージを描ければそれでよいのだと思います。

 

自信が持てない時には自分が出来たことを数えて生活するとよいです

 

先程のオセロの盤面の理論に従うと、自分が出来たことをどんな小さなことでも良いので、紙に書き出していっていくと良いと思います。

 

例えば、

・朝、目覚まし時計が鳴る前に起きることが出来た。

・出勤時に、エレベータでななく、階段を使ってオフィスまで移動した。(運動)

・本日の電話対応は、10件出来た。

・書類作成を3件終えることが出来た。

・お昼のランチで、白いご飯を少しだけ残した。(ダイエット)

・お昼のランチの帰りに、15分ほど寄り道して歩き、ウォーキングした。(運動)

・仕事終了後、自宅に直帰せずに本屋に寄って、本を1冊購入した。(勉強)

・帰りの電車の中では座らずに、立って帰った。(運動)

・お風呂上りにストレッチをした。(運動)

というような、本当に小さなことで良いので、沢山リストアップしていきます。

 

このような作業を1週間だけでもやってみると、小さな白い駒が沢山集まる感じになるって、自分の気持ちが少しだけ変わってくるのを実感できると思います。これを1カ月続けていくと大分変ってくると思います。リストアップする内容のバリエーションも増えてきて、活動出来るようになっている自分を感じることが出来るでしょう!

 

更には、強制力を持たせるために、ブログやTwitterなどのSNSを使って、自分以外の誰かに見てもらえる状態にしておくと、励みになってくるでしょう。

 

活動力が高まってくると、リストアップするために、自発的に活動項目を考えるようになっていき、段々と仕事の内容をリストアップ出来るようになってくると思います。そうなってくると、白い駒が大分沢山集まったような感じになっていると思いますので、盤面が大分白い感じになってきているでしょう!笑

 

リストアップ項目をノルマとして課していく

 

自信が持てるようになって元気なってくると、自分でノルマを課しても大丈夫になってきます。仕事で5件、生活の中で5件などという感じです。そして、リストアップする項目も、少し大きなことに変えていくと良いでしょう。

 

出来れば、その日の朝に、本日の実施事項とリンクさせる形で目標を設定し、目標を達成したらリストアップするように変えていくと、より前向きな状態に持っていくことが出来ると思います。

 

この段階になると、自信がある・ないという概念でものを考えなくなってくると思います。そうなれば、あとは、実績を積むことに集中しけばよいでしょう。

 

但し、その日に実現した項目は、何らかの方法で記録して読み返すことが出来るようにしておいてください。自信を失った時に振り返ると、それまでに自分が行ったことを振り返ることが出来て、自信が復活してきます。

 

また、年に1度、例えば、大みそかに次年度の目標を設定する際の参考資料として使うことも出来ます。

 

「自信」というのは、自然発生的に湧いてくるばかりではなく、計画的に自分で養成出来るものでもあるということを理解して頂ければ、今、自信が持てない状態の人も、そこから脱却できるという風に思えるでしょう。