大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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担当者レベルの仕事能力がついた後に考えるべきこと

 

担当者レベルの仕事能力が身につくと余裕がでてきます

 

20代中盤から30代中盤くらいまでの時期は、担当者としての仕事に邁進する時期になります。この時期が肉体的にも精神的にも一番大変な時期かもしれません。仕事の結果を出しながら自分の能力開発も行っていく時期なので負荷が高い時期です。

 

担当者ベースの仕事で十分実績を上げた後には、チャンスを掴んでいける可能性が高くなるので、そこで転機が訪れることになるかもしれません。

 

ここで色々と考えることが増えるかもしれません。このまま会社の階段を上っていく方向でキャリアを進めるのが良いのか、もしくは、自分で独自のキャリアを開いていく方向に進むのかという点で考えることが多いと思います。

 

この両者の道でどちらに進むのも個人の自由なので優劣は全くないです。

 

前者のキャリアを志向する場合は、独自性というよりも、組織内での立ち回りが中心になってくると思います。ビジネス系の雑誌でビジネスマンのインタビューを見ていると、必ずしも仕事の実績だけで上位のポストへ行けるかどうかが決まる訳ではなく、色々な要因によって決まるようなので、運に左右されることもあり得ます。特に、規模の大きな会社であればある程、そのような感じになるようです。

 

それを承知で、組織の階段を上る方向に行くならば、それはそれでよいと思います。

 

一方、自分で独自のキャリアを開く場合には、全て自分の責任となりますので、自分で物事を決めて進めることが苦手な人の場合は、こちらの道を選ばない方がよいと思います。こちらの道は、ルートがない道なので、自分で道を探しながら進んでいく必要があります。

 

独自の道は茨の道でもありますが、楽しい道でもあります。

 

自分で独自のキャリアを開く場合は分かりやすいルートがありませんので、自分で試行錯誤して道を探していく必要があります。これは、大変なことではありますが、面白いと感じることでもあります。

 

この場合、組織の中に居ながらにして探す方法もありますが、組織の外に出て探す方法もあります。簡単に独立して探した方がよいということを言うつもりはありませんが、そちらの方向に進んでいくこともあるかもしれません。ただ、まずは、いきなりそちらの方向に行くのではなく、今所属する組織の中で実現する方法を考えた方がよいと思います。

 

新しい道を自分で開拓して進む場合は、道がないために、突然のトラブルなどに見舞われることもあると思います。あらかじめ予測が困難な場合が多いので事後対応をするしかないことも多いと思います。そのような時は、茨の道と感じることになるかもしれませんが、それを乗り越えた時は、非常に嬉しいと感じる時もありますね。

 

面白いと感じるのは、自分で仮設を立ててチャレンジしていき、それが当たって上手くいった時のことではないでしょうか。これは、通常の仕事の中でもあるとは思いますが、未知の領域で上手くいった時には、道が開かれているという手ごたえがありますので、嬉しさ倍増ということになると思います。

 

新しい道を開く場合は、道を開くこと自体が目的になっていると思いますので、そこを楽しめるようになると良いですね。「仕事の報酬は仕事」という言葉もありますが、まさにそんな感じで、チャンスを掴んでく道になってきます。