大学教員が書いた就活・転職活動のお守り

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キャリア教育が見直されてきているのは激変する時代背景がある

不安定な時代にはキャリア教育が見直される

 

ここ1~2年で、キャリア教育を重視するような声が多く出てきているような気がします。私自身が興味を持っているので、Twitterのメッセージやホームページの記事などを見ていますので、余計にそのように思うのかもしれませんが、コロナ禍を含めて、世の中の環境が大きく変化しており、ある意味不安定な世の中になってきているので、その反作用として、キャリア教育が見直されているような気がします。

 

世の中が平和で安定的な場合は、わざわざ大きく変えるような人は少数派なのですが、そうでなくなると、不安定な状況から自分のキャリアについて関心が高くなるので、キャリア教育が見直されるのだと思います。

 

プロティアンと呼ばれるキャリア理論が広がってきているのも、時代背景にマッチした考え方であることが大きな理由だと考えられます。基本的には、時代の変化に対応するように自分を変えていこうとする考え方なので、一見受け身ともとられる可能性がありますが、そうではなく、変化する時代の中で、自分を活かしていく選択を自ら行っていくというような考え方の理論です。

 

キャリアについて考えることは自分の進む方向を考えること

 

仕事は楽しくすることが出来れば、非常に良いのは私もそう思います。仕事なのかプライベートなのか切り分けることをせずに興味津々で活動出来る状態は、非常に心地がよいものです。

 

しかしながら、初めからそのような状態になれる人は殆どいないので、はじめのうちは、仕事がつらく感じたりすることも多々あります。そのような時は、自分は今の仕事をしていて本当に良いのかと思ったり、別の天職があるのではないかと考えたりすることがあると思います。

 

そのような時は、自分のキャリアとして、どのような方向に行くと良い方向に向かっていくのかを考えるとよいです。現状からよりベターな方向へ進むにはどうするのかを考えるのです。

 

大きなビジョンを描き、そこにいたる方法を考えて実行するというやり方もありますが、それが難しい人も多いと思います。今の自分が置かれた立場の中で、世の中や組織の現状を把握し、その中で、自分が成果を出せるポイントを探し出して、そこで成果を上げていくというような考え方です。

 

そのように行動して成果を出していくと、その過程で好きになってきたり、楽しみを見出すことが出来るようになったりするので、よりよい方向へ進んでいくことができます。

 

そして、ある段階に来た時に、大きなビジョンを描いていって逆算して実行するというような行動スタイルがとれるようになっていきます。

 

2者択一で考えるのではなく、出来ることから始めていって、後から大きく変えていくというようなやり方が無理なく出来る方法かと思います。