若い年代の時は、仕事=生計を立てる手段=義務 となることが多い
大学卒業後に会社に入社して仕事を始める人が殆どだと思います。その時点では仕事の経験がないので、やりたい仕事があるという人はごく少ない割合の人かと思います。しかしながら、親からの自立を目指して、仕事をするということになるのだと思います。これは、これでよいと思います。
この時点では、仕事=生計を立てる手段 となっているので、給料分働けばよいという感覚の人も多いのではないかと思います。このような考え方で働いている時には、義務感が強くなり、仕事=苦痛、給料=苦痛を我慢する対価 となってしまうので、やる気もあまり起きません。
特に、今の時代は情報が溢れかえっているので、職業選択の際にも情報の洪水におぼれてしまい、逆に、ミスマッチが発生してしまう可能性があります。そのような状況になってしまった場合には、更にやる気もでないでしょう。
資産家でもない限り、仕事=人生 となる
実家が資産家で働くことなく生活できてしまう人以外は、結局の所、仕事の時間が、一日の生活の中で、食事・睡眠・入浴などを除くと、かなりの時間を費やすことになります。時間配分からしても、仕事=人生 となっている人も割合は非常に高いでしょう。
そして、アクティブに活動できる期間は、丁度、働いている期間とほぼ一致するので、その意味でも、更に、仕事=人生 の度合いが強くなるでしょう。
その前提で考えると、仕事が充実していない場合には、人生自体が味気ないものになってしまうでしょう。ここでどの様に考えるかが分岐点となります。
どうせなら、充実した人生を送るために仕事で成果を上げていきたいと思いませんでしょうか?
ここで一点申し上げておきたいのは、資産家の人生が必ずしも良いという訳ではないということです。代々資産を受け継いでいくことは、それはそれで苦労する点もあると思いますし、何より、自分が選択した人生を生きることが出来ない可能性もあるということです。跡継ぎの立場になればそれが顕著になると思いますし、跡継ぎでなくても、制約が増えてくると思います。
人生の喜びとして、自分で仕事の選択をして精一杯取り組み、思い通りの成果を上げるようにするために試行錯誤する過程が一番楽しく充実感を得られるものだと思います。
仕事のチャレンジ=人生の喜び
私自身の人生で恐縮ですが、以下の記事に書いたように、これまでの過程で非常に大きな転換をしまして、何の裏付けもない状態で現在の世界に飛び込んでいきました。
この過程では、様々な困難がありました。このブログでは書けないようなことも沢山経験しました。その時々で、あまりの理不尽さに何度も投げ出したい気持ちになりましたが、その度に、気持ちを振るい立たせて、理不尽さに負けないように、よりアグレッシブに仕事をしてチャレンジしていきました。
チャレンジすることは大変な側面もありますが、チャレンジ自体がその人にとっては、「希望そのもの」でもありますので、消極的になってしまうより、目をつぶって飛び込んでいけばよいのだと思います。
今、現在、例えば引きこもりのような形でずっと家にこもってしまっている人もいると思いますが、その状態が続いていることはとても辛いことでしょう。そこで考えて欲しいのは、どうせ辛い状況が変わらないのであれば、少しでも得意と思える分野を探して、チャレンジしてみては如何でしょうか?ということです。
失うものがない現在の状況の中でじっとしているより、失敗しても良いので、小さくて構いませんので、チャレンジしてみましょう。単なるアルバイトでもOKです。場合によっては、そのあたりを2時間くらい散歩するというのでもOKです。小さなチャレンジをすることで、小さな充足感と自信が得られるので、その次には、もう少し大きなチャレンジをしてみていってください。失敗しても、また、やり直せばいいと思います。
自信というのは、思い込みで得られるものではなく、沢山の小さなチャレンジの結果、積みあがってくるものです。その過程でチャレンジの大きさが大きくなり、それと共に得られる自信も大きくなってくるのです。
このような形で少しずつ得られた自信は、どのような状況になっても失われることなく、自分の財産として、自分の中に残って蓄積されていくのです。そのことを覚えておいてください。